東慶寺は、1285年(弘安8年)の創建(臨済宗円覚寺派)。鎌倉尼五山第二位。山号は松岡山、寺号は正式名称は東慶総持禅寺。
かつては、「駆け込み寺」とも「縁切り寺」とも呼ばれる女性を救済するための尼寺で、東慶寺で三年間奉公をすれば離縁できるという「縁切寺法」があった(五世用堂尼以降は24ヶ月に短縮。)。
開山は、八代執権北条時宗の妻で覚山尼。「覚山尼」の法号は、無学祖元より授けられたもの。開基は、時宗と覚山尼の子北条貞時(九代執権)。
後醍醐天皇の皇女用堂尼の入山で繁栄し、豊臣秀頼の娘天秀尼も住職を勤めている(徳川秀忠の娘千姫の養女)。
墓地には、覚山尼、用堂尼、天秀尼、釈宗演など歴代住職をはじめ、西田幾多郎、安倍能成、岩波茂雄、鈴木大拙など各界の有名人が眠っている。
所在地:神奈川県鎌倉市山ノ内1367
行き方:JR横須賀線 北鎌倉駅から徒歩4分 駐車場なし (近隣の有料駐車場をご利用ください)
拝観料:大人200円 / 小・中学生100円  拝観時間通常8:30~17:00 冬季(11~2月) 8:30~16:00
 
画像撮影日:2016年6月24日


         
鎌倉・東慶寺のあじさい
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