牡丹(ぼたん) 
                    ボタン科ボタン属  花期・・・4月〜5月  草 丈・・・30cm〜1m程度
                    
                                  花言葉・・・王者の風格


原産地は中国、唐の時代に観賞用として流行し、日本には、平安期に渡来し、最初は寺院などに植えられ、一般には江戸時代に普及した。なお、中国では「百花の王」・「花神」と呼ばれているほど高貴な姿をもつ花。「立てば芍薬、座れば牡丹」という形容もあります。
特徴・・落葉低木で、高さは30cm〜1m前後。大きな葉の表面は緑、裏面は白く、花も大きく直径20cm〜30cm位まで大きくなるものもあります。花の色は、赤・白・黄・ピンク・紫等豊富ですが、赤紫色(ボタン色)が一番多いようです。花弁は、一重から数十枚の花弁をつけたものまであります。

フラワーセンター大船植物園
東海道線・横須賀線・京浜東北線「大船駅」(西口大船観音側)徒歩17分・バス西口発渡内経由藤沢行き「岡本」下車 P有
昭和37年神奈川県農業試験所が平塚市に移転した跡地に県内の観賞植物の生産を振興するために
「フラワーセンター大船植物園」を神奈川県が開設した。現在フラワーセンターでは、この地で改良されたしゃくやく・花菖蒲を
中心に、国内外から収集した観賞植物を栽培展示し、園内の花木・樹木は約5700余種・品種、四季折々彩りを添えています。
また、園内にあるドーナツ型観賞温室では熱帯・亜熱帯(約1300余種・品種)の花が咲き乱れています。


鶴岡八幡宮神苑ぼたん庭園
横須賀線「鎌倉駅」徒歩10分 鎌倉鶴ケ岡八幡宮境内
源頼義が1063年(康平6)、由比郷鶴岡に京都の石清水八幡宮を勧請し鶴岡若宮を称したのが始まり。
源頼朝は1180年(治承4)に現在の地に移し、鎌倉のまちづくりを開始、1191年(建久2)には火災を機に、
上下両宮の現在の体裁となる。本宮前から、若宮大路を中心としたまちが望めます。神苑牡丹庭園には正月ぼたん、
春ぼたんが植えられており、季節には大勢の拝観者でにぎわいます。

                                   2015年訪問のページはこの下をクリックして下さい。
                                        鶴岡八幡宮神苑ぼたん庭園

野島公園・旧伊藤博文金沢別邸牡丹園
京浜東北・根岸線「新杉田駅」、京浜急行線「金沢八景駅」より金沢シーサイドライン「野島公園駅」下車 徒歩5分
野島公園は、横浜市最南部平潟湾入口に浮かぶ小さな島の公園で、歌川広重に描かれた「野島夕照」で知られています。
海抜57m の野島山を中心としてバーベキュー場、キャンプ場、野球場などの施設を備え、展望台からは横浜の海はもちろん、
房総半島や富士山まで360 度の景色を見ることができます。
旧伊藤博文金沢別邸は、野島山入口脇有料駐車場裏に入口があります。初代内閣総理大臣を務めた伊藤博文公により、
明治31年(1898)に建てられた茅葺寄屋根の田舎風海浜別邸建築で、平成18年(2006)11月、横浜市指定文化財に
指定されましたが、建物の老朽化が著しかったことから、平成19年(2007)、現存しない部分を含め創建時の姿に復元工事が
始まり、平成21年(2009)10月にぼたん庭園と併せて竣工しました。
画像は、2012年4月29日に撮影しました。


龍華寺牡丹庭園
源頼朝が瀬戸神社を建立した後、文覚上人と共に瀬戸神社の別当寺として六浦山中に建てた「浄願寺(じょうがんじ)」が始まりといわれています。その後、戦乱や火災で浄願寺の伽藍が荒廃したため、明応8年(1499)当時の住職融弁(ゆうべん)が、兼務していた光徳寺と合併し、当地に移築、龍華寺となりました。
800年以上の歴史を持つお寺だけに、貴重な宝物が所蔵されています。
創立当初の龍華寺は、扇谷上杉氏の家臣である菅野氏(本尊造立・伽藍建立)や古尾谷氏(梵鐘寄進)らに支えられたが、戦国時代末期には、地元の土豪である山口氏一族が旦那となり、江戸時代に入ってからは、野島に居を構えた泥亀(でいき)永島家の菩提寺として外護を受け、称名寺・瀬戸神社と並ぶ金沢屈指の寺社として栄えました。
龍華寺は文政9年(1826)3月19日の火災で伽藍を焼失しているが、永島亀巣によって再建され、さらに関東大震災による倒壊を経て現在に至ります。
泥亀永島家を記念して、境内にボタンが植えられ、住職が丹精込めて育てた約15種200株の牡丹が境内を彩っています。
尚、毎年春には(4月下旬 - 5月上旬)には「ぼたん祭」が開催され賑わいます。
龍華寺ぼたん祭・・・平成30年4月20日(金)〜4月22日(日)抹茶のご接待、御室流華道展も開催されます。見頃は4月下旬です。


富岡総合公園ぼたん園
金沢シーサイドライン「南部市場駅」下車徒歩5分/京急富岡駅より京急・市営バス「鳥見塚」下車
富岡総合公園は、戦前は日本海軍の基地「横浜海軍航空隊」があり、戦後は米軍に接収され富岡倉庫地区と呼ばれていました。
昭和46年に返還され、昭和50年からその一部が国有地の無償貸与を受けて公園として公開されました。
公園内には、ミズキ、タブ、クヌギなどの自然樹林、運動広場、見晴台、金沢区の花である牡丹園があり、中央の道路沿いには、
毎年見事な花を見せてくれる桜や西洋の公園を想わせる並木が見られます。
又、、樹林内には、テニスコートやアーチェリー場(90mの射程のものが20レーンあり、公営施設としては日本最初のもの)も
整備されています。また、国道16号線側から公園の中央を通り抜ける道路の両脇には横浜海軍航空隊当時の石門が残されています。


馬場花木園のぼたん
JR鶴見駅より市営バス38・41 系統西寺尾建功寺前下車
鶴見区西部に位置する「馬場花木園」は、平成11年にオープンした、豊かな緑に囲まれた市内では珍しい和風の庭園です。
ここは昔、ボタン、しょうぶなどが楽しめる農園があったところで、鶴見の丘陵地帯の斜面を利用して、池の周りや斜面に遊歩道や
木橋が作られ、散策しながら、牡丹や菖蒲のような花のほか、桜、梅、蓮の花、これらをはじめ、四季折々の花木や草花を観賞
できるようになっています。また、入口脇の「休憩棟」は、これらの庭園を背景に、茶会などに利用することができます。
ボタンの本数は、昔、牡丹園だったわりには少なく、数十本だけです。


伊勢原『(株)杉山土建』のぼたん
伊勢原市三ノ宮の「(株)杉山土建」敷地内に「ツツジ園」があり、人々の目を楽しませてくれます。
大山と丹沢、かなたに富士を望む高台の素晴らしい庭は約1500坪。庭園には「ツツジ園」があり、広い庭園内には、黄色の牡丹をはじめ、数百株のボタンが植えられています。つつじ観賞は4月限定ですが、その他はいつでも、観覧できるそうです。ツツジ開花時の土日に開催されるイベント会場は鮮やかな花々の香りが辺り一面漂っており、人々の目を楽しませてくれる他に香りも楽しむことができます。伊勢原では知る人ぞ知る、桜の後のお楽しみのつつじ、ぼたんの名所です。


町田ぼたん園
小田急町田駅下車北口バス乗り場から21番本町田経由鶴川駅行き、または、
本町田経由野津田車庫行きバスで「薬師ケ丘」下車、徒歩7分。
平成4年にオープンした、関東有数のぼたん園で東京ドームより少し広い約1万6000平方mの敷地があります。
ぼたん、シャクヤクの開花期間中のみ有料で、花が咲き終わると一般公園として無料で入園出来ます
331品種1730株のボタンがあり、日本、中国、アメリカ、フランスの園芸品種を植栽しています。
画像は、2014年4月29日に撮影しました。


 花の寺 高蔵寺
 小田急小田原線「鶴川駅」下車:バスターミナルより・高蔵寺・光明会館へ:4番乗り場より、鶴01系統「鶴川女子短期大学」行きで「上三輪クラブ前」下車すぐ
お車でお越しの方は、カーナビを高蔵寺(こうぞうじ)と設定して下さい。

高蔵寺の山号は「月星山三輪院高蔵寺」山号の名前の如く星が近くに見えるような高台にあり、古来、三輪(奈良県)の人々が移り住んできた三輪の里に寺院を構える花の御寺で、花の寺東京第5番札所です
。石洋石楠花で親しまれ「石楠花寺」と呼ばれています。季節ごとに境内の雰囲気が大きく変わるのも魅力の一つです。
春には、花の御寺のメインとなる石楠花を中心に牡丹、ミツバツツジなどが咲きます。
原色のような濃い赤やピンクの石楠花が情熱的で華やかな高蔵寺となり、うぐいすの鳴き声が雰囲気を演出します。
 

上野東照宮のぼたん苑
JR上野駅下車・徒歩5分上野恩賜公園内
上野東照宮は上野恩賜公園内に位置している。東照宮とは、徳川家康公(東照大権現)を神様としてお祀りする神社です。
日光東照宮、久能山東照宮が有名ですが、全国各地に数多くございます。 そのため、他の東照宮と区別するため
上野東照宮と呼ばれております。上野東照宮ぼたん苑は1980年(昭和55年)に日中友好を記念して開苑しました。
当初は上海及び、洛陽植物園から寄贈された中国牡丹を中心に70品種でしたが、現在では約250品種3200株の
日中洋の牡丹があでやかに咲き誇ります。


 都立神代植物公園
所在地:調布市深大寺元町二・五丁目、深大寺北町一・二丁目、深大寺南町四・五丁目
開園時間:午前9時30分〜午後5時(入園は午後4時まで)
休園日:毎週月曜日(月曜日が祝日にあたる場合は、その翌日)年末年始(12月29〜翌年1月1日)
神代植物公園(じんだいしょくぶつこうえん)は、東京都調布市にある東京都立の植物公園です。武蔵野の面影が
残る園内で、四季を通じて草木の姿や花の美しさを味わうことができます。
園内には約4,800種類、10万本・株の樹木が植えられています。園内はバラ園、ツツジ園、梅園、ハギ園、フジ園、
牡丹・シャクヤク園、はなしょうぶ園、エビネ・あじさい園をはじめ、植物のの種類ごとに30ブロックに分けており、景
色を眺めながら植物の知識を得ることが出来るようになっています。
ぼたん・しゃくやく園では、ボタン100品種約480株、シャクヤク70品種約550株が栽培されています。4月に咲くボタンは
小形の樹木で、ゆったりとした大花が見事です。シャクヤクは多年草で、5月中旬に咲き艶麗(えんれい)な美しさがあります。


             
 

inserted by FC2 system