妙隆寺(みょうりゅうじ)は、神奈川県鎌倉市にある日蓮宗の寺院で、山号は叡昌山。本尊は釈迦牟尼仏です。
南朝元中二年・北朝至徳二年(1385年)、七堂伽藍を建立して妙親院日英上人を迎えて開山し、叡昌山と号した。
日英上人は、千葉氏ゆかりの埴谷氏の出身である日親上人の叔父にあたります。日英上人は、武蔵・上総・下総・伊豆新島・京都等々に及んで活躍され、七ヶ所にわたる講演職をつとめて居られた方です。
第二祖は久遠成院日親上人。厳しい修行を積み、足利義教将軍に「立正治国論」を建白しようとしたが捕らえられ、焼き鍋をかぶせられる極刑を受けました。それに由来し、「鍋かむり日親」と呼ばれるようになったそうです。
尚、日親上人は拷問を受けても所信を曲げない人物であったという。境内には日親が水行したとされる池が残されている。
所在地:神奈川県鎌倉市小町2-17-20  連絡先:0467-23-3195  拝観日:境内自由(拝観料は無料)
行き方:JR横須賀線鎌倉駅から徒歩12分(日蓮辻説法跡から八幡宮方向に100mの所)
妙隆寺の酔芙蓉と百日紅(サルスベリ)
inserted by FC2 system