鵠沼・第一はす池 
鵠沼/第一はす池
第一蓮池
所在地:藤沢市鵠沼藤が谷4−4 桜小路公園予定地内
行き方: 小田急江ノ島線本鵠沼駅東口下車徒歩約8〜10分 又は 江ノ島電鉄柳小路駅下車徒歩約5〜6分
駐車場:第二蓮池近くにコインパーキングあります。鵠沼藤ヶ谷PS第一駐車場:鵠沼藤ヶ谷4丁目2番地:60分100円
鵠沼の住宅地内にある小さな池「第一はす池」には昭和30年代前半まで白っぽい花の咲く蓮があったそうですが、ゴミの不法投棄や冬場の渇水で、いつの間にか枯れてなくなってしまいました。
その後、鵠沼女子校(現鵠沼高校)が第一はす池一帯をグランド化する計画を発表しましたが、地域住民が池の存続を求めた結果、高校は池を残し、藤沢市に貸し出し管理を委ねる事となりました。その際、第一はす池は造園しなおされ、ヨシやガマなどが水辺に植えられました。
平成20年、第一はす池と第二はす池に、特定外来種アゾラ・クリスタータ(水生シダ植物)が大繁殖し、赤い浮草は水面を覆い尽くし、池の生き物の生態系を脅かす事となり、地域のボランティアが6年かかりで駆除活動を行いました。
平成26年春に舞妃蓮(まいひれん)という品種を6ケ所に植え付けましたが、ほとんどの蓮根は腐ってしまい、唯一タライの中に植え付けた2つの蓮根から3輪の花を咲かせることができました。翌年の春、タライの中でとぐろ状になった舞妃蓮の地下茎を第一蓮池の泥に直植えすると、半年で91輪の花が咲き、念願の植え付けに成功しました。開花数は毎年30倍づつ増え、昨年は3ヶ月に2700輪が開花し、ピーク時(6月20日ごろ)は、数百輪の大輪が一斉に開き、名実ともに「蓮池」となりました。
第一蓮池の舞妃蓮は開花から20日目〜27日目頃が見頃です。(例:開花日2019.6/2 ・ 6/8現在90輪 ・ 6/13現在三分咲 ・ 6/21満開)

【舞妃蓮(まいひれん)】
舞妃蓮は、昭和41年に和歌山県御坊市の高校教師であった坂本裕二先生が、王子蓮(黄色系)を父親に、大賀ハス(紅系)を母親にして交配させた鑑賞蓮です。
舞妃蓮は真皮に満ちた古代種と皇太子ご夫妻が持ち帰られた外来種の交配種で、この上品な花を鵠沼のはす池に咲かせたいと言う思いで、宇都宮城の埋め立てられたお堀から400年前のはすの実を発見し、開花させた宇都宮城跡蓮池再生検討委員会の印刷事務局さんより舞妃蓮の蓮根を譲り受け、第一はす池の泥の底に植え付けました。
                                                                       画像撮影日:2019年6月28日


          
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