住所:川崎市麻生区上麻生386・交通:柿生駅から南に徒歩15分・Pあり・拝観時間:常時開放・拝観料:無料
川崎市麻生区の南西部の丘陵部に浄慶寺はあります。開山は、1615年。浄土宗のお寺で、「あじさい寺」の異名で親しまれ、花の好きな人々には紫陽花の名所としてよく知られています。境内は決して広々とした印象ではないが、緑に包まれてひっそりとした佇まいのお寺です。入り口に、石堀の羅漢さんがユーモラスな姿態で並んでいます。ここに植えられている紫陽花は、参詣する人たちのためにと昭和40年代の初め頃から植えられたもので、現在では3000株ほどの数になりました。紫陽花は参道から境内の随所に見られますが、何より美しいのは裏山斜面に植えられた紫陽花の景観です。本堂の右手へ、細道を入り込んで裏山の斜面へ、斜面には縦横に細道が辿っており、高みから見下ろしたり、下から見上げたりと、斜面のほぼすべてが紫陽花に埋め尽くされ、6月から7月にかけての花期には、まさに「紫陽花の名所」と呼ぶに相応しい景観を見せてくれています。
彼岸花はユーモラスな羅漢さんの間や本堂左下斜面や駐車場脇、それほどの株数はないが、裏山全面に彼岸花が咲いています。

川崎市 浄慶寺の彼岸花
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