牡丹(ぼたん)
ミボタン科ボタン属の落葉小低木・・・花期4月下旬~6月上旬
高さ 樹高は原種で3m、接木で作られる園芸品種で1-1.5m。
 

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牡丹は
立てば芍薬座れば牡丹、歩く姿は百合の花と故事のことわざでも言われているとおり、
美しい女性の容姿や立ち居振る舞いを花にたとえて形容する言葉でもつかわれる花。。

原産地は中国西北部。元は薬用として利用されていたが、盛唐期以降、牡丹の花が「花の王」として他のどの花よりも
愛好されるようになった。たとえば、『松窓雑録』によれば、玄宗の頃に初めて牡丹が愛でられるようになったものの、
当時は「木芍薬」と呼ばれていたと記載される。

牡丹の別名は「富貴草」「富貴花」「百花王」「花王」「花神」「花中の王」「百花の王」「天香国色」 「名取草」「深見草」
「二十日草(廿日草)」「忘れ草」「鎧草」「ぼうたん」「ぼうたんぐさ」など多数。
品種改良が盛んに行われ、園芸品種が非常に多く。花色も豊富(原種は紫紅色)で、花形も多彩である。
色は赤・赤紫・紫・薄紅・黄・白。花弁は一重・八重・千重、大輪・中輪多種多様。

表題にあるとおり、牡丹の花期は4月下旬から6月上旬であるが品種改良が行われ、4月から6月上旬に開花する一般的な品種の春牡丹。
春と秋に花をつける二季咲きの変種の寒牡丹。通常は、春にできる蕾は摘み取り、秋にできる蕾のみを残し10月下旬から1月に開花させる。
当ホームページ(藤)でもご紹介している『あしかがフラワーパーク』の冬牡丹。
冬牡丹は春牡丹と同じ品種を1-2月に開花するよう、特に手間をかけて調整したもの。
寒牡丹と混同されることが多いが、これは放置すると春咲きに戻ってしまう。

栽培方法
牡丹苗は接木(つぎき)で作る。
花後は株の衰弱を防ぐために、首の部分から切り落とし、お礼肥を施す。
植え付けや株をいじるのは、9月下旬から10月下旬が適している。
春に花付の鉢植えが、秋に、苗木が売られるので、それで育てる。
被子植物なので種からも育てられるが、開花まで時間がかかるので、一般的ではない。
そのため、流通する苗のほとんどは、芍薬を台木に接ぎ木にしたものである。

秋の苗木は根を切っているので、植えた翌春に咲いても、その後は株が弱り、次に咲くまで時間がかかる。
あるいは枯れてしまう。そのため、花を惜しんで幹を切り二年後に期待するという方法がある。
花付のものも花が終わると秋には鉢増しをする。土は腐葉土をたくさん含んだ肥沃なものを使用する。
なお夏には休眠するので、葉は取る。

栽培に関する注意

春に台木から芍薬の芽が伸びてくるが、これはすぐに摘み取る。放置すると接木された牡丹の生育の妨げとなり、
最悪の場合、牡丹が枯死して完全に芍薬の株に戻ってしまう。

 牡丹の花言葉
「王者の風格」「富貴」「恥じらい」「高貴」「壮麗」
寒牡丹(カンボタン)「高貴」


神奈川県内では横浜市金沢区が牡丹をシンボルフラワーとしております。

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