酔芙蓉(Cotton rosemallow)
(アオイ科フヨウ属の落葉低木・・・花期 8~10月 花丈高さ1.5-3m) |
画像をクリックすると
酔芙蓉の名所へ
ご案内します |
酔芙蓉は
花色の変化を、酒に酔っていく様にたとえて名づけられた。
遠く平安の頃から観賞され、人々に愛されてきた芙蓉の花。古くから栽培されているにもかかわらずムクゲと違って
変異が出にくく、品種はあまり多くありません。 その数少ない園芸品種の一つが酔芙蓉です。
芙蓉は中国ではもともと「蓮の花」のこと。水の中に咲くものを水芙蓉、木に咲くものを木芙蓉と呼んでいました。
日本では、蓮を芙蓉という習慣がないので、芙蓉といえば木芙蓉のことを指します。朝に咲き、
夕方には萎んでしまう一日花で、早朝に開花したときには本来の淡紅色、夕方になるにしたがって、
その色は次第に濃くなり、そして萎んでいきます。
一方、酔芙蓉は、朝のうちは純白、午後には淡い紅色、夕方から夜にかけては紅色になります。
酒を飲むと顔色がだんだんと赤みを帯びるのに似ていることからこの名がついたといわれています。
芙蓉は、全国各地の庭先や公園など、どこででも目にすることができますが、
群生している名所となると本寺のように寺の境内が多いです。
酔芙蓉となるとなかなか群生しているところは少なく、千本以上あるところは珍しいようです。
芙蓉の花が短命で、一日花のはかなさに諸行無常の教えを悟り、蓮の花に仏教の縁を重ねるのかもしれません。
昔から美しい人のたとえ用いられている花で、美しくしとやかな顔立ちのことを「芙蓉の顔」という。
|
原産地 |
中国、日本 |
花の色 |
芙蓉 :白、ピンク
酔芙蓉:純白~淡い紅色~紅色 |
花言葉 |
しとやかな恋人、繊細な美、微妙な美しさ、心変わり |
誕生花 |
8月5日、8月25日、8月27日、10月17日、11月6日、11月10日 |
栽培方法
春に苗を植え付け、春から夏にかけて生育、夏に花が咲きます。通常の芙蓉よりも寒さに弱く、
暖地だと戸外での越冬が可能、関東以北では冬は室内管理。
通常は挿木で増やしていきます。
【みずやりと肥料】
土が乾いていたら水をやってください。夏になると蒸発が激しく、葉っぱが大きいこともあって、
水切れしやすくなります。鉢植えだと尚更水切れが起きやすくなります。
春に緩効性固形肥料を
新芽が出る4月以降に株もとに緩効性肥料をやってください。
開花期間中は液肥を
花が咲いている間は一週間に一回程度、液肥をあげてください。
【植え付け・植え替え・種まき】
水はけのよい肥沃な土を好みます。鉢植えにする場合は花と野菜の土に
川砂を混ぜるか、そのままで植え付けをします。庭植えにする場合は、
水はけが悪いならば川砂を入れ、腐葉土を足してから植え付けをしてください。
【管理場所・日当たり】
日当たりがいい場所で育ててください。
耐暑性があり夏の暑さには強い
耐暑性があって、夏の暑さには問題がありません。日を受けすぎて水切れが起きるくらいです。
寒さに若干弱い寒がりで関東以北では冬は室内管理にします。
他の地域では戸外での越冬が可能ですが、
それでもスイフヨウは寒さに弱く、暖地でも冬の寒さで葉っぱが傷みます。
霜が降りる地域は株もとに腐葉土をかぶせたり、グランドカバーをして防寒対策が必要になります。
このページから酔芙蓉の名所に向かう場合は
左記のボタン「花種毎の花の名所」又は酔芙蓉の画像よりご覧ください。
|
|
|