菜の花:なのはな(アブラナ科アブラナ属 花期・・・2月半ばから5月前半) |
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アブラナまたはセイヨウアブラナの別名のほか、アブラナ科アブラナ属の花を指す。
食用、観賞用、修景用に用いられる。季語、晩春。
アブラナ属以外のアブラナ科の植物には白や紫の花を咲かせるものがあるが、これを指して「白い菜の花」「ダイコンの菜の花」ということもある
菜の花は身近な春の光景として親しまれてきたため、文学や言葉に登場することも多い。
文学作品などに登場する菜の花は、明治以降は栽培が拡大したセイヨウアブラナが主体と見られる。
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春雨前線が停滞する頃の雨の多い時期、ないしその雨を菜種梅雨と言う。
気象庁がその時期を明確に定めているわけではないが、主に3月半ばから4月前半にかけてのぐずついた天気を言う。
この時期には、関東南部から九州にかけてアブラナが開花している事から名付けられた。
また、春先によく見られる、かすみ掛かった朧月を菜種月と呼びます。
花言葉:「快活」「財産」
神奈川県内に菜の花をシンボルフラワーにしている自治体はございません。
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菜の花の分類 |
「食用」 |
菜とは食用の意味であり、菜の花とは食用の花の意味である。
在来種アブラナや、セイヨウアブラナの花序や若芽が利用され、最近はコウタイサイなど中国野菜由来の新品種も登場している。
食用生産が多いのは香川県、高知県、千葉県、三重県など。
大別して、蕾の目立つ頭頂部をまとめたタイプと、掻き取った脇芽(蕾が無い)を袋詰めにしたタイプが主流となっており、前者は在来種アブラナ系、
後者がセイヨウアブラナ系とされる。
セイヨウアブラナは固く筋っぽくなりやすい反面、在来種より苦みが少なく甘みが強い特徴がある。
種は菜種油として江戸時代から庶民の生活の糧として現在に至ります。
ちなみに冬太りしてしまったと思った方は、食用菜の花が店頭に現れたら辛し和えなどして食してみてはどうでしょうか?。
菜の花の苦みが肝機能を刺激して肝臓にできた脂肪を分解してくれるかも。
野菜としては足が早いほうなので、保存する場合は加熱してから冷蔵するのが望ましい。
ビタミンCやミネラルが豊富な緑黄色野菜であり、アク(シュウ酸)はホウレンソウの20分の1以下なので、調理にあたっては茹ですぎないことがポイント。
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「鑑賞用」 |
春、一面に広がる菜の花畑は壮観で、代表的な春の風物詩でもある。
現代の日本では、菜種油採取用のアブラナ畑はあまり見られなくなったが、その他のアブラナ属の野菜も黄色い「菜の花」を咲かせるため、その種子採取用の畑が菜の花畑として親しまれている。
このため、栽培されている作物はまちまちで、千葉県では早春のアブラナのほかに野菜類(カブやハクサイ)が、青森県横浜町では油用のセイヨウアブラナ、信州の菜の花畑はノザワナがそれぞれ5月に開花する。
主産地の広大な菜の花畑は観光資源となっていて、例えば飯山市では連休中に見ごろとなるよう、ノザワナの播種日を調整している。
切り花用として利用されるものは、チリメンハクサイや改良品種で、葉が白っぽく縮れている。
ただし、これは食用にも利用されるため、栽培時期や方法の違いによって出荷先が変わるだけともいえる。
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「修景用」 |
セイヨウカラシナは、丈夫で川原や荒れた土地にも繁茂するため、河川敷や堤防、空き地に播種し、菜の花畑を作るケースがある。 なお、建設省が堤防強度の低下予防を理由に、除草剤で駆除していた時期がある。 |
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