(桜:cherry blossoms)

桜の有名な品種、変わった品種を紹介しています。このボタンを押して下さい。
桜の開花の仕組み
桜の開花・満開時期を左右するのは、前年の秋からの気温の推移です。桜の花の元となる花芽は開花前年の夏につくられます。
①休眠 ②生長の2つの過程を経て開花に至ります。花芽は形成されてもすぐには生長せずに、まず休眠に入ります。
これは寒く日も短い冬を生き抜くためのもので、桜以外でも温帯の植物の多くに見られる性質であり、冬を前に自ら葉を落とし生命活動を最低限に抑えます。
そして、秋から冬にかけて一定の低温(-5~15℃)にさらされると春が近づいていることを感知して覚醒(休眠打破)します。
休眠打破後は生長段階に入り、春先の気温の上昇に伴い開花へ向かって生長していきます。この段階になると気温が高いほど生長の度合いも大きくなります。
休眠中は花芽に見た目の変化は現れませんが、生長段階に入り開花が近づいてくると花芽は徐々に膨らみ始め、次第に花芽の先が黄緑がかってきて、
開花直前には花びらが垣間見えるようになります。

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桜の名所へご案内します
 
サクラの仲間は、バラ科(Rosaceae)に属する樹木です
バラ科には、約100属、3000種の植物があり、全世界に分布しています。
分類学的には、バラ科はサクラ亜科、ナシ亜科、バラ亜科、シモツケ亜科の4つの亜科に分けられ、日本にはいずれの亜科も分布しています。
 日本のサクラ亜属を細分して「群」として分類すると
ヤマザクラ群、エドヒガン群、マメザクラ群、チョウジザクラ群、ミヤマザクラ群、ヒカンザクラ群となります。
日本の山野に咲く主なサクラとしては、ヤマザクラ、オオヤマザクラ、カスミザクラ、オオシマザクラ、エドヒガンザクラ、マメザクラ、タカネザクラ、チョウジザクラ、ミヤマザクラなどがあります(※詳細は下記をご参照)。
そして、これらの変品種を合わせると、百種類以上が自生し、また、これらの種を基本に育種されている栽培品種は、300種類以上にもなります。
全世界にある花を楽しむサクラのほとんどは、日本原産のものばかりです。
 桜の花言葉
良い教育、独立、精神美(厳寒を乗り越え、美しい花をつける桜の姿は困難を克服して鍛えられた
精神の美しさに重なる)

もし桜の夢を見たら…変化の暗示。生活環境、職場の環境が良い意味でも悪い意味でも変わるかもしれません。

神奈川県内では横浜市金沢区(ヤマザクラ)・横浜市戸塚区・横浜市青葉区(ヤマザクラ)・
横浜市都筑区(ヤマザクラ)・川崎市宮前区・大和市(ヤマザクラ)が桜をシンボルフラワーにしています


このページから桜の名所に向かう場合は左記のボタン「花種毎の花の名所」又は桜の画像よりご覧ください。 
日本の桜を分類すると、次のようになります。
ヤマザクラ群 日本列島および朝鮮半島、樺太(サハリン)南部に分布する。葉が花と同時に開く。
山桜は宮城、新潟県以南、四国、九州、に分布しています。各部に毛がなく、成葉の裏面は白みを帯びています。
八重咲きや菊咲きに近い栽培品種も多数あります。
野生種 アサギリザクラ(朝霧桜・毛山桜) ウスガサネオオシマ(薄重大島) オオシマザクラ(大島桜) オヤマザクラ(大山桜・蝦夷山桜・紅山桜) カスミザクラ(霞桜) カタオカザクラ(片丘桜) キビザクラ(吉備桜) ケエゾヤマザクラ(毛蝦夷山桜) シオカゼザクラ(潮風桜) ツクシザクラ(筑紫桜・筑紫山桜) ハツユキザクラ(初雪桜) ヤマザクラ(山桜) オオシマザクラ(大島桜、カスミザクラ)の島嶼種(とうしょしゅ))もしくはヤマザクラの海岸型。
カタオカザクラ(片丘桜) カスミザクラの幼形開花型。ヤマザクラに戻ってしまうことが多い。)
シオカゼザクラ(潮風桜)
オオシマザクラの一型)
園芸品種 アオバ(青葉) アカツキザクラ(暁桜・霞蝦夷山桜) アカミオオシマ(赤実大島) イズザクラ(伊豆桜) イチハラトラノオ(市原虎の尾) イボザクラ(伊保桜・井保桜) イヨウスズミ(伊予薄墨) ウンリュウオオシマ(雲竜大島) オウシュウサトザクラ(奥州里桜) カンザキオオシマ(寒咲大島) ギジョウジギジョザクラ(祇王寺祇女桜) キヌガサ(衣笠) キリフリザクラ(霧降桜) クチナシザクラ(梔子桜) タノシロキクザクラ(気多の白菊桜) ケンロクエンクマガイ(兼六園熊谷・兼六熊谷) コウホクニオイ(江北匂) ゴザノマニオイ(御座の間匂) コトヒラ(琴平) コノハナザクラ(木の花桜) コンゴウザクラ(金剛桜・源氏車・小督) サノザクラ(佐野桜) シダレオオヤマザクラ(枝垂大山桜) ジョウニオイ(上匂) シンスミゾメ(新墨染) スルガダイニオイ(駿河台匂) ゼンショウジキクザクラ(善正寺菊桜) センダイヤ(仙台屋) ソウドウザクラ(宗堂桜) ダイリノサクラ(内裏の桜) タカネオオヤマザクラ(高嶺大山桜) タキニオイ(滝匂) ナラノヤエザクラ(奈良の八重桜・奈良八重桜) ニドザクラ(二度桜) ノナカノサクラ(野中の桜) ヒウチダニキクザクラ(火打谷菊桜) ヒヨシザクラ(日吉桜) ベニタマニシキ(紅玉錦・松前紅玉錦) ベニナンデン(紅南殿) ホソカワニオイ(細川匂) マツマエウスベニココノエ(松前薄紅九重) ミナカミ(水上) ミョウジョウ(明星・松前明星) ヤエノオオシマザクラ(八重の大島桜) ヤエノカスミザクラ(八重の霞桜) ヤエベニオオシマ(八重紅大島) ヤツブサザクラ(八房桜) ヤマゴシムラサキ(山越紫) ヨウロウザクラ(養老桜) ライコウジキクザクラ(来迎寺菊桜) ワカキノサクラ(稚木の桜) コンゴウザクラ(金剛桜・源氏車・小督)-国の天然記念物。
エドヒガン群  春の彼岸ごろに花を咲かせる。桜の中では最も長寿な品種の一つ。日本と日本から持ち込まれ朝鮮半島にかけて分布するエドヒガン、台湾に分布するムシャザクラ、中国に分布するP.changyangensisIngramの三系統があり、いずれも萼(がく)の下部に球状のふくらみがある。枝垂桜は、形の面白さから多数の園芸品種が存在する。東北地方から九州にかけて分布する桜群。老木になると樹皮に縦裂が入るのが特徴的。葉よりも先に花をつける。
野生種 エドヒガン(江戸彼岸・立彼岸・東彼岸・婆彼岸)  モチヅキザクラ(望月桜) ヤマモチヅキザクラ(山望月桜) イシワリサクラ(石割桜) ジンダイザクラ(神代桜) イシワリ(石割桜)やジンダイザクラ(神代桜)など樹齢が長く、国の天然記念物に指定されているものも少なくない。
園芸品種 アマギヨシノ(天城吉野) イズヨシノ(伊豆吉野) ウジョウシダレ(雨情枝垂) ウスゲオオシマ(薄毛大島) オオクサイザクラ(オオクサエザクラ) オモイガワ(思川) カッテザクラ(勝手桜) カバザクラ(樺桜) クマガイ(熊谷) クラマザクラ(鞍馬桜) コシノヒガンザクラ(越の彼岸桜) コヒガン(小彼岸・彼岸桜・千本彼岸) コマツオトメ(小松乙女) サイホウジザクラ(西法寺桜) サクヤヒメ(咲耶姫) シキザクラ(四季桜) シダレオオクサイザクラ(シダレオオクサエザクラ) シダレザクラ(枝垂桜・糸桜) シダレソメイヨシノ(枝垂染井吉野) ジュウガツザクラ(十月桜) ショウジョウ(猩々) ショウワザクラ(昭和桜) シラタキザクラ(白滝桜) シラタマ(白玉) ジンダイアケボノ(神代曙) スルガザクラ(駿河桜) センダイヨシノ(仙台吉野) ソトオリヒメ(衣通姫) ソメイニオイ(染井匂) ソメイヨシノ(染井吉野)  タカトオコヒガン(高遠小彼岸) タキノザクラ(滝野桜) トモエザクラ(巴桜) ハヤザキオオシマ(早咲大島) フナバラヨシノ(船原吉野) ベニシダレ(紅枝垂) ベニツルザクラ(紅鶴桜) ホザキヒガンヤエザクラ(穂咲彼岸八重桜) マツマエウスガサネソメイ(松前薄重染井) ミカドヨシノ(御帝吉野) ミシマザクラ(三島桜) ミズタマザクラ(水玉桜) ミスミオオヒラザクラ(三隅大平桜) ミドリヨシノ(緑吉野) モニワザクラ(茂庭桜) モリオカシダレ(盛岡枝垂) ヤエベニシダレ(八重紅枝垂) ヤエベニヒガン(八重紅彼岸)  アマギヨシノ(天城吉野)ソメイヨシノの交配実験中に生まれた品種。アメリカ(旧名:曙- Prunus×yedoensis Matumura cv. Amerika)北米に送られたソメイヨシノの実生から生まれた品種で、ソメイヨシノに比べ花が大きい。現地では『曙』と呼ばれていたが、日本に導入する際、同名の桜との混同を避けるために『アメリカ』に改名された。
イズヨシノ(伊豆吉野)ソメイヨシノの交配実験中に生まれた品種。
ジュウガツザクラ(十月桜) 一年の間に三月と十月の2回花を咲かす。
ハヤザキオオシマ(早咲大島) ソメイヨシノの交配実験中に生まれた品種。
ミカドヨシノ(御帝吉野) ソメイヨシノの交配実験中に生まれた品種。)
マメザクラ群 マメザクラとタカネザクラに大きく分けられる。低木もしくは小高木で、実は黒く結実する。欠刻状重鋸葉が特徴。花も葉も小さく、樹木も低木、葉の縁が欠刻状の鋸歯になっているのが特徴
野生種 アメダマザクラ(飴玉桜) オオバナマメザクラ(大花豆桜) キンキマメザクラ(近畿豆桜・山彼岸) ショウドウザクラ(勝道桜) ブコウマメザクラ(武甲豆桜)  フジカスミザクラ(富士霞桜・印野桜)  ボンボリザクラ(雪洞桜)  マメザクラ(豆桜・富士桜  ミドリキンキマメザクラ(緑近畿豆桜) ヤブザクラ(薮桜) ミドリキンキマメザクラ(緑近畿豆桜)キンキマメザクラの赤色色素が欠損した種。
園芸品種  ミドリザクラ(緑桜・緑萼桜) ミドノヤエ(水土野八重) アカネヤエ(茜八重) コジョウノマイ(湖上の舞) クマガイザクラ(熊谷桜・八重咲山彼岸、 キンキマメザクラの八重。) オシドリザクラ(鴛鴦桜) フタカミザクラ(二上桜) ウミネコ(海猫) ショウドウヒガン(勝道彼岸) ショウフクジザクラ(正福寺桜・正福寺枝垂・湯村枝垂・湯村) マナヅルザクラ(真鶴桜) フユザクラ(冬桜・小葉桜)  
 タカネザクラ 野生種 イシヅチザクラ(石鎚桜) タカネザクラ(高嶺桜・峰桜) チシマザクラ(千島桜)  
チョウジザクラ群    萼筒(がくとう)が長く、花弁は小振りで、断面からみると「丁」の字のように見えるため、この名がある。葉や花柄、萼などが立毛している。
野生種 オオミネザクラ(大峰桜) オクチョウジザクラ(奥丁字桜) チチブザクラ(秩父桜) チョウジサクラ(丁字桜・メジロザクラ) ニッコウザクラ(日光桜) ハナイシザクラ(花石桜) ミヤマチョウジザクラ(深山丁字桜  
園芸品種 シキザキチョウジザクラ(四季咲丁字桜) ヒナギクザクラ(雛菊桜)
ヒカンザクラ群 もともとは中国や台湾にかけて分布する桜群で、日本に野生種はない。寒緋桜の名のとおり、早春の寒い時期から開花し、濃い紅色の花をつける。 
野生種 中国の冬桜花、チベットのヒマラヤザクラ。
園芸品種 アタミハヤザキ(熱海早咲) イズタガアカ(伊豆多賀赤) オオカンザクラ(大寒桜) オカメザクラ(阿亀桜) カワヅザクラ(河津桜) カンザクラ(寒桜) ケイオウザクラ(啓翁桜・東海桜・岳南桜) シュゼンジカンザクラ(修善寺寒桜) タイリョウザクラ(大漁桜) ツバキカンザクラ(椿寒桜) ハツミヨザクラ(初御代桜) ミョウショウジ(明正寺) ヨウコウ(陽光) ヨコハマヒザクラ(横浜緋桜) リッシュンカンザクラ(立春寒桜) リュウキュウカンヒザクラ(琉球寒緋桜・琉球緋桜)
サトザクラ群  オオシマザクラ、ヤマザクラ等を元に作り出したと見られる一連の品種。 
園芸品種 アサヒヤマ(旭山・朝日山) アズマニシキ(東錦) アマノガワ(天の川) アマヤドリ(雨宿) アヤニシキ(綾錦・松前綾錦) アラカワニオイ(荒川匂) アラシヤマ(嵐山) アラタマ(新珠・松前新珠) アリアケ(有明) イチヨウ(一葉) イツカヤマ(早晩山) イトククリ(糸括) イマジュクザクラ(今宿桜) イモセ(妹背) イヨクマガイ(伊予熊谷) イワイザクラ(祝桜) ウコン(鬱金) ウズザクラ(渦桜) ウスズミ(薄墨) エイゲンジ(永源寺・永源寺桜) エド(江戸・江戸桜) オオサワザクラ(大沢桜) オオシバヤマ(大芝山) オオタザクラ(太田桜) オオヂョウチン(大提灯) オオムラザクラ(大村桜) オキナザクラ(翁桜) オムロアリアケ(御室有明) カリギヌ(狩衣) カンザン(関山・セキヤマ) キクザクラ(菊桜) キクシダレ(菊枝垂) キナシチゴザクラ(鬼無稚児桜) キブネウズ(貴船雲珠) ギョイコウ(御衣黄) キリン(麒麟) クシマザクラ(玖島桜) クルマドメ(車駐) ケンロクエンキクザクラ(兼六園菊桜) コウエンジシロヤエザクラ(光善寺白八重桜) コウカ(紅華) コウダイジ(高台寺) コガネイウスベニザクラ(小金井薄紅桜)  コケシミズ(苔清水)  ココノエ(九重)  コシオヤマ(小汐山)  ゴショザクラ(五所桜)  ゴショミクルマガエシ(御所御車返し) ゴテンニオイ(御殿匂) コマツナギ(駒繋) コンゴウザン(金剛山) シオガマ(塩釜) シズカ(静香・松前静香) シバヤマ(芝山) シブヤコンノウザクラ(渋谷金王桜) ショウゲツ(松月) ショウナンデン(小南殿) シラユキ(白雪) シロタエ(白妙) スイショウ(水晶) スザク(朱雀) センダイシダレ(仙台枝垂) センリコウ(千里香) タイハク(太白) ダイミン(大明) タオヤメ(手弱女) タカサゴ(高砂・南殿・奈天・武者桜) タグイアラシ(類嵐) チハラザクラ(千原桜) チョウシュウヒザクラ(長州緋桜) ツクバネ(突羽根・平野突羽根) テマリ(手毬) トウキョウザクラ(東京桜) トラノオ(虎の尾) ナジマザクラ(名島桜) ナデシコザクラ(撫子桜) ニソンインフゲンゾウ(二尊院普賢象) バイゴジジュズカケザクラ(梅護寺数珠掛桜) ハクカサン(白華山) ハクサンオオデマリ(白山大手毬) ハクサンハタザクラ(白山旗桜) ハナガサ(花笠・松前花笠) バンリコウ(万里香) ヒグラシ(日暮) ヒヨドリザクラ(鵯桜) ヒラノネザメ(平野寝覚) フクザクラ(福桜) フクロクジュ(福禄寿) フゲンゾウ(普賢象・普賢堂) フサザクラ(房桜) フダンザクラ(不断桜) ベニガサ(紅笠・松前紅笠) ベニシグレ(紅時雨・松前紅時雨) ベニユタカ(紅豊・松前紅豊) ベンドノ(弁殿) ホウリンジ(法輪寺) ホクホウ(北鵬) ホタテ(帆立) ボタン(牡丹) マザクラ(真桜・白花真桜) マスヤマ(増山) マツマエ(松前) マツマエアイゼン(松前愛染) マツマエオオシオ(松前大潮) マツマエカザンイン(松前花山院) マツマエハナゾメイ(松前花染衣) マツマエハヤザキ(松前早咲・血脈桜) マツマエフウキ(松前富貴) マツマエベニヒゴロモ(松前紅緋衣) マツマエヤエコトブキ(松前八重寿) ミクルマガエシ(御車返し・御車還し・桐ケ谷・キリガヤツ) ミッカビザクラ(三ヶ日桜) ムラサキザクラ(紫桜) メイゲツ(明月) ヤエアケボノ(八重曙) ヤエニオイ(八重匂) ヤエベニトラノオ(八重紅虎の尾) ヤエムラサキザクラ(八重紫桜) ヤダケムラサキ(矢岳紫) ヨウキヒ(楊貴妃) ランラン(蘭蘭) リュウウンインベニヤエ(龍雲院紅八重) ワシノオ(鷲の尾) ウコン(鬱金) 淡黄色の花を咲かせる。
オキナザクラ(翁桜) シラユキと同種と見られる。
ギョイコウ(御衣黄) 花は中輪で淡黄緑色。花弁は10枚前後。中心部に緑色でのち紅変する条線がある。 
チョウジザクラ群 低木もしくは高低木で、多雪地帯でよく見られる。押し葉を作ると芽の部分が黄変するという特徴がある。花が小さいことから、園芸品種としてはあまり好まれない。  
野生種 オオミネザクラ(大峰桜) オクチョウジザクラ(奥丁字桜) チチブザクラ(秩父桜) チョウジサクラ(丁字桜・メジロザクラ) ニッコウザクラ(日光桜) ハナイシザクラ(花石桜) ミヤマチョウジザクラ(深山丁字桜)  
園芸品種 シキザキチョウジザクラ(四季咲丁字桜) ヒナギクザクラ(雛菊桜)  
シナミザクラ群  中国南西部に7種が分布している。
コブクザクラ(子福桜) シナミザクラ(支那実桜 - 中国での呼び名は「桜桃」。) タイザンフクン(泰山府君) トウカイザクラ(東海桜) ホウキザクラ(箒桜) シナミザクラ(支那実桜) 中国での呼び名は「桜桃」。
ミヤマザクラ群 
 中国南西部を中心に5種と、日本に1種分布しており、日本産のものは中国産のものとは別種と考えられている。低木、小高木または高木で、若木は有毛の物が多い。九州以北の亜高山帯に分布し、開花期は5~6月と遅い。 
 ミヤマザクラ(深山桜) ヤエミヤマザクラ(八重深山桜)  ミヤマザクラ(深山桜) 日本海を取り囲むように分布している。
日本原産の
交雑種のサクラ
「神大曙」
1912年に日本から米国のワシントンD.Cにソメイヨシノが贈られて(全米桜祭り参照)、後に米国現地でこのソメイヨシノと別種のサクラが交雑して出来たソメイヨシノの実生から米国現地名で「Akebono」(アケボノ)と呼ばれる品種が誕生した。
1965年、この「Akebono」を日本の都立神代植物公園に逆輸入することになったが、既に日本には「アケボノ」という別種のサクラが存在したため「アメリカ」と呼称されることになった[1]。そしてこの「アメリカ(米国名:Akebono)」を神代植物公園で接ぎ木して育てたところ、1本が「アメリカ(Akebono)」と特徴の違う花を咲かせて、西田尚道により「アメリカ(Akebono)」とは異なる品種であることが明らかにされた。
これを原木とし、1991年に種苗法で新品種として登録されたのがジンダイアケボノである。
命名者は林弥栄であり品種名は原木の植栽地と旧名に因む。公益財団法人日本花の会によると、ジンダイアケボノの父親となる米国現地でソメイヨシノと交雑したサクラの品種は、形態学の観点から米国の野生種ではなく、日本から米国に渡った日本のサクラであり、ジンダイアケボノは日本のサクラ同士の雑種であると考えられている。
特徴
母親がソメイヨシノであるためエドヒガン系の特徴を持ち、ソメイヨシノと同じ傘状の樹形であるがやや小型、ソメイヨシノとほぼ同時期に開花し良く似た形状の花をつけるが、花弁のピンク色が濃くグラデーションがあり、全体的に鮮やかであることが特徴である
その他
その他の桜   サクラ属に含まれるイヌザクラ・ウワミズザクラなどもサクラの名を持つが、花は小さく、穂状に着くので見かけは大きく異なる。 
サクラと
サクランボ
  
観賞用の桜にも赤い実をつけるものがあるが、これは一般には食用とはされない。俗に「サクランボ」と呼ばれ、果実を食用とするものは、西洋系の品種であるセイヨウミザクラ(西洋実桜)で、これはしばしば「桜桃」(おうとう)とも呼ばれるが、本来は、「桜桃」とはセイヨウミザクラとは別種のシナミザクラ(中国実桜、支那実桜)を指します。 
サクラの特徴    特にソメイヨシノで顕著であるが、葉が出そろう前に花が咲きそろう。この「何もないところに花が咲く」という状態に、古来生命力の強さを感じたものと思われる。開花期間は特に花見に使われる「ソメイヨシノ」が短く、満開から一週間程度で花が散る。小学校などの校庭では、ソメイヨシノに比べて開花期間が長い八重桜を混植することが多い。花が散って葉が混ざった状態から初夏過ぎまでを葉桜と呼ぶ。 
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