石楠花(しゃくなげ)
ツツジ科ツツジ属の常緑樹・・・花期3上旬~6月下旬 草丈/樹高50cm~5m 


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石楠花は
その花の美しさと豪華さで当時の人々を驚嘆させ、数多くの交配が行われてきました。
これまで世界各地で5000を超す園芸品種が作出され、西洋では春を彩る花木として庭に欠かせない存在となっています。
赤、白、黄、ピンクなど変化に富んだ花色と、大きく豪華な花房は、ほかの植物を圧倒する美しさを誇ります。
近年は屋久島原産のヤクシマシャクナゲが交配親に使われ、小型で花つきがよく、育てやすい品種も作出されています。
シャクナゲの原種は高山に自生するため、日本の夏の暑さには弱いと思われがちですが現在、出回っているシャクナゲは耐暑性の強い園芸品種や、日本で改良された園芸品種など、栽培が容易なものがほとんどです。
常緑広葉樹にもかかわらず寒冷地にまで分布し,寒冷地に分布する種類のなかには、葉の裏側を中にした筒状にして越冬するハクサンシャクナゲなどがある。

日本にも数多くの種類のシャクナゲが自生しているがその多くは変種であり種のレベルでは4種または6種に集約される。
このほか、園芸用品種として数多くの外国産のシャクナゲが日本に導入されており、各地で植栽されている。

また、ロードトキシンことグラヤノトキシンなどのケイレン毒を含む有毒植物である。
摂取すると吐き気や下痢、呼吸困難を引き起こすことがある。葉に利尿・強壮の効果があるとして茶の代わりに飲む習慣を持つ人が多く存在するが、これはシャクナゲに「石南花」という字が当てられているため、これを漢方薬の「石南(オオカナメモチ)」と同一のもの(この2つに関連性はない)と勘違いしたためであり、シャクナゲにこのような薬効は存在しない。
栽培方法
季節・日常の手入れ
普通花木は、枝を整理するために剪定という枝を切る作業が必要となるが、シャクナゲに関してはいい具合に均等に枝が伸びていくので内側に伸びる細かい枝などをすこし整理するくらいで後は放任しておいて大丈夫。

日当たり・置き場所
西洋シャクナゲは日当たりを好むが、根元に直射日光が当たると、とつぜん生育障害を起こしてしおれてしまうこともある。
午前中に充分日が当たる場所か直射日光の当たらない場所を選んで植える。鉢植えは夏は木漏れ日の下などが理想的。ただしあまり日陰になるような場所はさけること。

水やり・肥料
水をやりすぎると弱る。多湿には弱く、特に夏の高温期と重なると枯れてしまうことも。地植えの場合は相当日照りが続くようなら
与えてもよいが、それ以外は与えない。鉢植えの場合は、土の表面が完全に乾いてから、たっぷりとやる。

用土
弱酸性で排水性の特によいもの 例:鹿沼土10 もしくは赤玉土7 ピートモス3。この場合はピートモスで酸性にしている。

植え替え・植え付け
3~4月、10~11月が植え付けの適期。鉢植えの場合は徐々に鉢の大きさを大きくしていく。いきなり大きな鉢に植えないこと。

ふやし方
タネ、挿し木、とり木、接ぎ木。 
タネの場合はうまくいくと4~5年で花を付ける。挿し木が根が付きやすくておすすめ。接ぎ木は台木となるシャクナゲが必要なので手間がかかるが成長は格段に早い。また市販されているものを購入するときも接ぎ木したものかどうか確認して買うとよいでしょう。接ぎ木テープの接ぎ木したときの名残があるので見た目でわかると思います。

 シャクナゲの花言葉
「威厳」「警戒」「危険」「荘厳」


 花言葉の由来
 「威厳」「荘厳」・・・原種は高山地帯に分布するので「高嶺の花」であり、花の美しさから「神々しい木」としてのイメージが形作られたことから。

 「警戒」「危険」・・・葉に有毒成分を含むこと、採取には、危険な高山地帯に足を踏み入れる必要があることから。

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