栽培方法
シャクヤク(芍薬)の育て方はボタン(牡丹)の育て方とほぼ同じです。
シャクヤクは冬には地上部が枯れて休眠します。
◆適した場所 日当たりと水はけのよい場所を選びます。 原産地からもわかるように、シャクヤク(芍薬)は耐寒性や耐暑性に強いです。
暖地よりも北日本での栽培に適していますが、暖地でも十分に花を楽しむことができます。
◆植え付け方法 1)植え穴は直径、深さ共に40cmぐらいにして掘り上げます。 2)腐葉土または堆肥5~6リットルを掘り上げた土と混ぜて、半分くらい埋め戻します。 3)その上に油かす、骨粉を等量混ぜたものを両手で一杯分施します。 4)シャクヤクの根茎を置いたときに直接肥料が当たらないように土を2cmぐらい 埋め戻します。 5)高さを見ながら残りの土を7~8分目戻し、ここで水をタップリ入れます。 6)周囲の土をかき寄せて地面より10~20cm高くなるようにします。
芽が隠れる程度(3cmぐらい)に植えつけます。
◆シャクヤクの手入れ
なるべくでしたら植え付け後の1年目は蕾を摘み取って花を咲かせずに株を充実させます。
2年目から花を咲かせますが、1花茎に2~3の蕾がでるので一番大きな蕾を残して、
1花だけ咲かすようにします。それも太い花茎だけの花を咲かせるようにして、
細い花茎の蕾は摘んでしまいます。花後は早めに花がらを摘み取ります。
栽培に関する注意
開花時期になるとアシナガコガネが大集団で飛んできて、花という花や柔らかいバラの葉などに止まり食い尽くしてしまいます。
そのような時は朝早めに開きかけた花を摘んでいます。
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