菊花展
◇キク科キク属◇和名 /キク(菊)◇(英名:Chrysanthemum/ 学名:Morifolium) Chrysanthemum(クリサンセマム)は、ギリシャ語の 「chrysos(黄金色)+anthemon(花)」が語源。
◇花言葉 /私を信じて下さい・破れた恋・真の愛 ◇10月1日 ・ 11月3日 の誕生花です。
開花時期は、10/20頃〜12/20頃で東洋で最も古くからある鑑賞植物です。
日本には、平安時代に中国から渡来し、 改良が重ねられ多くの品種があります。「きく」は「菊」の字は、散らばった米を1ヶ所に集める、の意味で、菊の花弁を米に見立てたもので、 漢名の「菊」は”究極、最終”を意味し、 一年の一番終わりに咲くことから名づけられました。
平安時代前の日本にも350種ほど野菊が自生していましたが、ヨモギのように食用とされていて、観賞の習慣は平安時代頃、中国から秋の重陽の節句とともにもたらされました。
そして江戸時代前期から栽培熱が高まり、育種が進んで多数の品種が生み出され、正徳頃からは「菊合わせ」と呼ばれる新花の品評がしばしば行なわれました。
又、江戸、伊勢、京都、熊本などでそれぞれ独自の品種群、系統が生じました。「三段仕立て」などの仕立ての様式やその丹精の仕方なども発達し、菊花壇、菊人形など様々に観賞されました。これらは江戸時代から明治、大正時代にかけて日本独自の発展をした古典園芸植物の1つとして、現在では「古典菊」と呼ばれています。
春のサクラに対して日本の秋を象徴する花が菊ですが、それが決定的になったのは、鎌倉時代の初め後鳥羽上皇が菊の花の意匠を好み、菊紋」を天皇家家紋とした頃
からです。

キクの品種
○大菊【一輪菊で</SPAN>花の直径は10cm前後。中央の一輪だけ残して周りのつぼみを摘蕾します。 古来から、観賞用として好事家に栽培され、各地で独自の品種も作られてきた。「三本仕立て」、「ダルマづくり」「福助づくり」などにして楽しみ、菊花展で見かける形です。】
○>中菊【「仏花」などに使用される一般的な実用花や、洋菊(ポットマム)などが含まれます。 ほか、江戸時代から続く「古典菊」もこの区分に入れられます。】
○クッションマム(ポットマム)【いわゆる西洋キクで、鉢植えで秋頃に出回ります。】
○小菊【花の直径が1-3cm。つぼみは摘蕾(てきらい)しません。 「懸崖仕立て」や「菊人形」などに利用します。】
○スプレー菊【花の直径が3-6cmくらい。つぼみは摘蕾しません。 ハウス栽培の切り花として生産され、「仏花」などの用途で周年供給されています。小枝の先に多数の花を付けます。】
○食用菊【菊は奈良時代に薬草として中国から伝搬されたもので、ほとんどの菊は食べられます。小菊の花は香りも苦味も強いものが多いですが、食用に改良された専用4の食用菊は苦味がなく歯ざわりもよく、葉も天ぷらなどにして食べられます。食用菊は食べておいしいだけでなく、健康によい成分をたくさん含んでいます。
      
  大菊      中菊      小菊      ポットマム      食用菊阿房宮       ざる菊 
 
菊花展菊花展の豆知識
 
川崎大師菊花展
川崎大師秋晴会会員の方々に1年間大事に育て上げられた自慢の菊花(盆養、懸崖、盆栽、福助、ダルマ等)が、境内特設花壇において披露されます。境内いっぱいに菊の香が薫ります。
[名称]川崎大師菊花展
[主催]川崎大師秋晴会
[会場]川崎大師
[住所]〒210-8521 神奈川県川崎市川崎区大師町4-48
[日程]2018年10月26日(金)〜11月25日(日)
[時間]8時〜16時30分
[行き方]京急川崎駅より大師線に乗り換え、川崎大師駅下車、徒歩8分
[ 車 ]首都高速・横羽線・川崎線、大師出口から約1分。大師出口下りてすぐの信号を右折。
[駐車場]自動車交通安全祈祷殿・参詣ご信徒専用駐車場 普通乗用車…700台※駐車料金無料



神奈川県菊花大会 フラワーセンター大船植物園 
神奈川県立フラワーセンター大船植物園で、県内最大級となる第52回神奈川県菊花大会が開催されます。
一輪一輪、丹精込めて育てられた約1000点の菊が園内に展示されます。植物園入口近くでは盆養、懸崖など展示され、展示場では小菊盆栽や切り花が展示されています。

【開催日時】2014年10月28日〜11月24日 ※休館日は毎週月曜(祝休日の場合は翌日)
【開催時間】10月:9:00〜16:30 11月:9:00〜16:00
【 料 金 】大人(20歳以上)360円、学生(20歳未満)250円、65歳以上・高校生100円、中学生以下無料
【アクセス】東海道本線・横須賀線・根岸線「大船駅」西口から徒歩16分または神奈中バス「岡本」下車〜徒歩3分
【 主 催 】神奈川県菊花連盟、神奈川県

 

横浜・三渓園菊花展 
横浜市中区本牧三之谷にある三渓園は、実業家・原三渓が開園した広大な日本庭園です。
菊花展は、外苑・中央広場で、2014年10月26日〜11月23日まで開催されます。
菊花500点を展示。大菊や懸崖・小菊盆栽などレパートリー豊かな世界が楽しめます。特に江戸時代から各地で改良、伝えられてきた古典菊は珍しく見どころです。
【交通】JR京浜東北線根岸駅下車バス乗車、1番乗り場《市バス58・99・101系統》10分 本牧下車・徒歩10分
     東急東横線元町中華街駅下車4番出口から山下町バス停へ《市バス8・148系統》約15分本牧三溪園前下車・徒歩5分
【開催日時】平成30年10月26日(金曜)から11月25日(日曜)まで。
【開園時間】9時00分から17時00分まで(入園は閉園の30分前まで)
【会   場】外苑・中央広場・他
【展示種目】大菊や懸崖・小菊盆栽など500点

画像更新日:2018年11月8日

 

小田原城・菊花展
小田原城のミニチュアを小菊で飾った総合花壇や花が垂れ下がったように広がる懸崖、大きな一輪咲など、小田原清香会の会員や小学生たちが丹誠込めて育てた約700鉢もの懸崖・盆栽・大輪の花などを展示する、小田原に秋の訪れを告げる風物詩のひとつです。

【開催日時】2018年11月3日(金)〜2017年11月15日(水) 
【開園時間】午前10時00分から午後4時00分まで
【会  場】小田原城址公園本丸広場
【展示種目】大菊や懸崖・小菊盆栽など700鉢
【交  通】小田原駅東口から徒歩約10分 ※一般車駐車場はございません。近隣の有料駐車場をご利用ください。

 

相模原市菊花競技会
相模原市菊花競技会
開催場所:神奈川県相模原市 市立相模原麻溝公園 みどりの広場
開催期間:2020年10月27日(日)〜11月15日(金)開催! 午前9時から午後4時まで
この競技会は「相模原親菊会」の会員50人による一輪一輪、丹精込めて栽培仕上げた「切り花」、「大菊盆養」、「ダルマ作り」、
「福助作り」(菊の仕立て方)、「小菊盆栽」など250点に及ぶ美しい菊の作品が展示されその美しさ出来栄えを競うものです。
約250点に上る美しい菊が一同に介するこのイベントは、相模原市の秋の風物詩として親しまれています。

小田急線「相模大野駅」から「女子美術大学」行きバス(大60系統)、終点下車、徒歩1分。
JR横浜線「相模原駅」から「相武台前駅」行きバス(相27系統)、「総合体育館前」下車、徒歩5分。
相模原市相模原麻溝公園駐車場が利用できます。


日比谷公園・菊花展
日比谷公園は幕末まで松平肥前守などの屋敷地でしたが、明治時代に陸軍練兵場となりました。
その後「都市の公園」として計画、設計、造成し、日本初の「洋風近代式公園」が誕生し、平成15年に開園100年となりました。
文化の先駆者としての公園設計者の意気込みは、大小の野外音楽堂や公会堂に見ることができます。
これらの施設は現在でも広く利用されています。 
 また花壇には一年中、色鮮やかな四季の花が咲き、ビジネス街に勤める人達のいこいの場になっています。
【交  通】東京メトロ丸ノ内線・千代田線「霞ヶ関」・日比谷線「日比谷」下車 徒歩2分
       JR「有楽町」下車 徒歩8分  駐車場(地下公共駐車場・有料)
【開催日時】平成26年11月1日(土曜)から11月23日(日曜・祝日) 10時00分から16時00分まで(最終日のみ12時00分まで)
【会  場】草地広場(千代田区日比谷公園1-6)
【展示種目】大菊盆養・大菊切花・盆栽・江戸菊・懸崖だるま・福助・実用花等、約2,000点


新宿御苑・菊花壇展&菊栽培所特別公開
日本に園芸品種の菊が渡来したのは、奈良時代末から平安時代初めといわれています。
その後、室町、江戸時代と発展をとげ、明治11年(1878年)宮内省は皇室を中心として菊を鑑賞する初めての『菊花拝観』を赤坂の借皇居で催しました。
展示用の菊は、当初は赤坂離宮内で栽培されていましたが、明治37年(1904年)より新宿御苑でも菊の栽培が始まりました。
昭和4年(1929年)からは、観菊会も新宿御苑で行われるようになりました
現在は毎年11月1日〜15日に日本庭園にて菊花壇展を開催しています。

新宿御苑の菊花壇は、“上家(うわや)”といわれる建物を設け、菊の花々を独自の様式で飾り付けた花壇です。
特色あふれる菊花壇の中でも、白眉といわれているのが1本の菊を1年がかりで枝数を増やし数百輪もの花を咲かせる“大作り”で、全国各地の菊花壇展でみられる千輪作りの先駆けとなっています。


善養寺・影向(ようごう)菊花大会
影向(ようごう)菊花大会は、影向菊花会会員により育成された菊の品評会・展示会及び即売会で、昭和42年に始まった伝統ある菊花会です。
影向の松で有名な小岩の善養寺境内に、影向作り菊花大花壇・盆養菊・懸崖など、約2,000鉢の特別出品や品評会出展作品が展示され、毎年訪れる人を魅了しています。
尚、「影向」とは、神仏が仮の姿をとって現れることをいい、丹精を込めて育てた菊が、まるでその様に感じられることから影向菊花大会と名づけられました。
又、会場の「善養寺」は、「影向のマツ」で有名で、大正15年(1926)に東京都の天然記念物に指定されたクロマツです。
樹齢600年以上といわれています。根元にある四角い石は「影向の石」といわれています。「影向」とは、神仏がこの世にあらわれた姿のことです。松の高さは約8メートルですが、その枝ぶりは広く、東西約31メートル、南北約28メートル、日本一の繁茂面積です。
四国の岡野松(香川県さぬき市、真覚寺)と互いに「日本一の名松なり」と競ってきましたが、立行司・木村庄之助の軍配さばきによって双方とも日本一の名松として引き分け、亡くなられた日本相撲協会の春日野元理事長から、それぞれ東西の横綱松に推挙されたというエピソードがあります。岡野松は、枯死したため平成6年(1994)に伐採されました。
平成23年(2011)9月21日、国の天然記念物に指定されました。


亀戸天神社菊まつり
学問の神様として親しまれている「亀戸天神社」は季節を彩る花まつりでも有名です。春の梅、藤に続き、秋は菊まつりが開催されます。
亀戸天神社では菅原道真公が16歳の時に詠まれた『残菊詩』から、宮中で行われていた和歌・連歌などを詠む”残菊の宴”を催しておりました。
近年は本殿の正面を取り囲むように菊花を展示して、管公お慰めするとともに、私たち参拝者にも楽しませてくれます。

境内には、江東菊花会などの会員らが1年かけて育てた、三本仕立て(鉢植え)や千輪仕立て(直径約2メートル)、大ギク(花径約20センチ)が大輪を咲かせており、白や黄色、赤、ピンクの小菊などが展示され境内には甘い香りが漂っています。
特に目を引くのは、造形花壇のスカイツリーを模倣した『菊のスカイツリー』で、実物の約100分の1のスケールで作製された6メートルを超える高さのタワーに、黄色、ピンク、白などの小菊が美しく咲いていて、境内からは、本物のスカイツリーを望むこともできます。



湯島天神・菊花展
最寄駅・・千代田線:湯島 銀座線:上野広小路
島天満宮(ゆしまてんまんぐう)は、東京都文京区にある神社である。通称湯島天神。旧称湯島神社。
旧社格は府社で、現在は神社本庁の別表神社(別表神社とは、神社本庁が定めた、神社本庁が包括している一部の神社のことである)。
となっている。古来より江戸・東京における代表的な天満宮であり、学問の神様として知られる菅原道真公を祀っていることで、特に受験シーズンには、合格祈願のために、多数の受験生が参拝に訪れるが、普段から学問成就や修学旅行の学生らで非常な賑わいを見せている天満宮である。また、境内の梅の花も有名で、この地の梅を歌った「湯島の白梅」(1942年)は、戦中時の歌として大ヒットした。


湯島天神では、菊まつりを境内にて開催致します。
本年の菊人形はNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」をテーマに二景五体。
また、大作りと呼ばれる千輪咲、大懸崖、盆庭、を中心に古典菊の「江戸菊」「巴錦」等の菊花、約2千株を境内に展示し、盛大に行われます。
開催期間:平成30年11月1日(木)〜11月23日(祭) 拝観無料  AM.6:00〜日没まで(夜間照明はございません)
【画像更新しました。 2018年11月15日】





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