山梨県・神奈川県を流れる相模川水系の本流で、一級河川である相模川。その相模川河口近くの下流付近を、馬入川(ばにゅうがわ)と呼んでいます。お花畑のできる以前は、堤防がなく、浸水被害が多く、また、工場や廃材置場などの民有地が多くあったところで、粗大ゴミが捨てられ、人が近づける状況ではありませんでした。平成9年、堤防を造るときに、国、県、市が協力して環境整備事業の一環として、お花畑を造りました。最初は、約16,000平方メートルでしたが、現在では、約30,000平方メートルの広さとなっています。
春はポピー、秋にはコスモスが60万本の花を一面に咲かせます。このほかにも、芝桜やチューリップ、百日草やひまわり、花畑の周りに咲くあじさいなどが楽しめます。親水デッキの近くには、平塚市の花であるナデシコも咲きます。
【チューリップと菜の花(4月)芝桜(4月)シャーレーポピー(5月)カリフォルニアポピー(5月)ヤグルマギク(5月)ラベンダー(7月)キバナコスモス(9月〜10月)コスモスポニー(10月))】
お花畑へのアクセスである堤防には、昇り降りのための手すり付きスロープが設置されています。お花畑内の園路も舗装されており、車椅子の方だけでなく、お年寄りにもやさしいつくりになっています。また、堤防上にはトイレと水飲み場もあります。このほかに、相模川の流れを間近で楽しめる親水デッキやベンチがあります。お花畑の手入れは、お花畑ボランティア「馬入花畑の会」や地元の企業、小学生、婦人会の方々と平塚市が協力して、草取りなどの作業を行なっています。
 
画像撮影日:2016年5月24日

          
イシックス馬入のお花畑に咲くポピー
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