相鉄線二俣川駅より徒歩15分/•相鉄バス「二俣川駅南口」から旭1・旭6系統「万騎が原中央」または「万騎が原大池」下車徒歩3分 P有料
こども自然公園は、昭和30年代に進められていた相鉄線沿線一帯の開発の際に、将来に向けて緑の保全を目指して立てられた都市計画に呼応するかたちで、相模鉄道から寄付された23.6haの土地を基に、市が隣接地を買収、昭和43年から整備を行ったもので、横浜の中でも最大級の面積を持つ公園で、大池という池を中心に広がり、通称「大池公園」とも呼ばれています。
園内には、ちびっこ動物園、とりでの森、青少年野外活動センター、バーベキュー広場、野球場、教育水田など、数多くの施設が整っているため、他の市町村から団体や個人でやって来るお客さんも多いようです。また、旭区の夏のイベント「横浜旭ジャズまつり」など、ビッグイベントの会場になることも多いこの公園は、よこはま動物園ズーラシアと並んで、旭区のシンボルでもあります。

こども自然公園は、桜の名所としても知られています。
広い敷地内で桜が見られるのは、桜山・バーベキュー広場・一本桜・第二駐車場前の桜並木・入口広場・大池ほとりの6カ所。
中でも約1000本の桜が植えられていた桜山は一番の見どころとなっていましたが、数年前からソメイヨシノを中心に枝先が枯れ、花数も減るなど衰退が顕著に。管理事務所では2016年度から調査を開始し、樹木医の監修のもとで原因の究明や治療実験を進めてきました。
その結果、過密な植栽で枝葉の伸び方に問題があったことと、根本が病害虫の被害を受ける「根こぶ線虫病」、ソメイヨシノに多い「てんぐ巣病」に罹患していることが判明。枝先を剪定しても効果がないことや落枝の危険性などを考慮し、大規模な改良工事に踏み切ったという。
工事は2ヵ年で冬期に実施。18年度はバーベキュー場から山頂部分(約2ha)、19年度は山頂から東側道路分(約1.5ha)に分けて行いました。
治療は剪定で樹高を4〜8m前後に下げて枝を更新するほか、土壌改良で枝葉の伸長を促し、花数を増やす。回復見込みのない桜は間引きし過密状態を解消するほか、開けた場所にはてんぐ巣病に強く、ソメイヨシノに代わる品種の「ジンダイアケボノ」が植栽されました。
枝が伸びて開花するには2年程度、元通りの状態になるには約3年を見込んでいるそうです。

                                    画像撮影日:2020年4月2日
こども自然公園の桜の画像
こども自然公園の桜の画像
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こども自然公園の桜
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