みずなし川緑地とは、水無瀬橋から秦野大橋(国道246号陸橋)までの約1.2キロにわたる水無川両岸の緑地帯です。
みずなし川緑地は、小田急線の秦野駅と渋沢駅のちょうど真ん中あたりに位置した場所で、カルチャパークや文化会館等に隣接する市内のレクリエーションの中心地、多目的な利用が行える都市公園的なオープンスペースで、春は桜並木や芝桜が咲き揃い、5月には鯉のぼり、夏には川面を渡る涼しい風、また、11月の市民の日にはたくさんのお店が立ち並びます。
河川敷は、平成元年度に手づくり郷土賞を受賞しました。その後も市民に親しまれ積極的に維持・活用されていることが評価され、国土交通省主催の平成17年度手づくり郷土賞「大賞部門」にも選定されました。
尚、水無川は小田急線の秦野駅と渋沢駅のちょうど真ん中あたりに位置した場所にある川です。
盆地扇端部で流量の大部分が地下に伏流するため、以前はその名のとおり盆地内を流れる「水無」川だったそうです。
川から水がなくなった由来に、弘法大師が登場する伝説があります。
弘法大師は「心の優しい人がこの辺りにはいないものか」と思い、わざと貧しい身なりをしてこの川の流域の住民に水を求めたそうです。水を求められた住民はその人が弘法大師とは知らず、貧しい身なりをしていたので水を与えなかったそうです。
「人の身なりで人を判断するとは何たる事だ」と怒った弘法大師は、この住民たちの生活用水である川の水を涸らしてしまったと言われています。
その川に水が無くなってしまった事から、「水無川」と言う名称が付いたというお話です。
その水無川の河川敷沿いに桜並木が続きます。
川を挟んで左右に遊歩道がありますが、桜並木は、上流に向かって左側に約700mにわたって続きます。桜並木の開花時期には色鮮やかなピンク色でカルチャパークと水無川を染めます。また対岸の河川敷には芝桜もきれいで、この景観は圧巻で、神奈川県の花の名所として親しまれています。
尚、カルチャーパーク、水無川緑地の桜が散り始めると。水無瀬橋〜平和橋(上流に向かって右側)のしだれ桜が咲き始めます。
所在地:神奈川県秦野市平沢101-1
行き方:小田急線秦野駅からバス「渋沢駅北口・桜土手経由」行き、カルチャーパーク前」下車すぐ
駐車場:あり(無料)7:00〜22:00(一部8:30〜17:30) 7か所 850台
撮影日:2015年3月31日
 カルチャパークの桜           
みずなし川緑地の桜
 
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