浄土宗寺院の西林寺は、亀鶴山一心院と号します。
西林寺は、中丸左衛門尉定昭が神奈川宿慶運寺音誉聖観上人(増上寺第三世)の弟子団誉閑悦上人(文亀2年1502年寂)を招き、通称首切山の麓に長禄4年(1460)創建したといいます。
徳川家康の側女於万の方は岡津の人で、代官頭彦坂小刑部元正の推挙によって大奥に仕えていましたが、四十歳のころ辞任したのち清源院尼と称し、竹の鼻に草庵を設けて住んでいました。
その後戸塚に清源院を建て移住した跡地に移転したのが、今の西林寺です。
本尊は阿弥陀如来坐像を安置しています。
境内には、樹齢160年といわれる「枝垂れ桜」があり、4月の花祭り(8日)頃美しい花を咲かせます。昔はこうした枝垂れ桜の下で歌会開き、和歌や俳句をつくったものです。それを花の下(もと)の和歌と呼んでいました。(看板より)
尚、境内には、樹齢550年以上といわれる黒松もあります。
所在地:神奈川県横浜市泉区岡津町1432番地
行き方:JR東海道線・横須賀線・横浜市営地下鉄ブルーライン戸塚駅から神奈川中央交通路線バスで西林寺入口バス停留所下車、徒歩5分
画像撮影日:2020年3月20日

             
西林寺の枝垂れ桜
inserted by FC2 system