記主庭園(池)
開山堂
大聖閣
山門
大殿(本堂)
光明寺本堂の左側の庭園は、浄土の世界を描いた枯山水。 秩父青石のうち、奥の三石が阿弥陀三尊(阿弥陀如来・観音菩薩・勢至菩薩)を表し、 手前の五石が五祖(釈迦・善導・法然・鎮西・記主)を表す。 植えられている「サツキ」は煩悩具足の衆生を表し、「敷石」は紫雲を表しているという。
大本山光明寺のサツキ)
大本山光明寺のサツキ
 光明寺(こうみょうじ)は、神奈川県鎌倉市材木座にある浄土宗の寺院で、寺格は大本山。山号を天照山と称します。本尊は阿弥陀如来。
浄土宗大本山の格式にふさわしく、鎌倉有数の大伽藍を誇る。この寺の創建は鎌倉時代の寛元元年(1243)です。開基は鎌倉幕府第四代執権・北条経時です。開山は浄土宗の第三祖の良忠。光明寺は鎌倉には比較的少ない浄土宗の寺で元関東総本山で、第五代執権・北条時頼以降も歴代執権の帰依を受け、七堂伽藍を整えた大寺院に発展し、念仏道場の中心となりました。
江戸時代も徳川家康や家綱の擁護を受け、学問と修業の中心として栄えた。また皇室との関係も深く、後花園天皇からは山門にある「天照山」の掲額を、後土御門天皇からは、関東における念仏修業根本道場として「関東総本山」の称号を受け、国と国民の平和を祈る「勅願所」となりました。
サツキは、本堂南側に「三尊五祖の石庭」に咲いています。尚、三尊とは、極楽浄土の阿弥陀仏とその脇士たる観音・勢至の二大菩薩を表し、五祖は浄土教を説法流布された釈尊(印度)善導(中国)法然・鎮西・記主(日本)の浄土宗五大祖師を示します。この三尊五祖が、庭園の中に石で表現されています。庭園全体の構図は、煩悩多いこの世(此岸)と救われていく彼の岸(彼岸)とを明らかに示しています。
                                                                                                                              画像撮影日:2019年5月31日
大本山光明寺のサツキの画像
大本山光明寺のサツキの画像

大本山光明寺・寺内案内図

                          大本山光明寺の紅蓮        
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