仙石原高原のすすき
仙石原高原のススキ
  仙石原は江戸時代初期まで「千石原村」という地名でした。昔は一面、樹木もない広大な原野が広がっており、ここを開墾すれば千石もの穀物が穫れるだろうということから名づけられたそうですが火山灰土壌と湿地のため、それは夢と終わり屋根葺き用のカヤ(すすき)として近隣の村に出荷するのが主な仕事だったそうです。
今は秋から初冬に掛けて美しい風景として多くの人たちに楽しまれていますが、昔は生活の大事な糧だったのです。
台ヶ岳の斜面に一面に群生したススキは、春夏秋冬、さまざまな表情を見せてくれます。
「かながわの景勝50選」「かながわの花100選」の一つに選べれ、草原からは、古期外輪山(箱根カルデラ)の最高峰・金時山や丸岳、乙女峠などの秀麗な山々と湿原が調和した見事な風景を見ることができます。
毎年、3月中旬〜下旬には自然体系を守るために、山焼きが行われています。

◆箱根湯本駅から箱根登山バス(T路線)で約30分「仙石高原」バス停下車すぐ。
◆新宿駅から小田急箱根高速バス「仙石高原」バス停下車すぐ。
◆駐車場:臨時駐車場(有料)、町営駐車場(無料)あり
 
画像撮影日:2020年10月6日

       
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