神奈川県立大船フラワーセンター(日比谷花壇大船フラワーセンター)
  シャクヤクはボタン科の多年草です。原産地は、中国北部からシベリア東南部、朝鮮半島に分布するボタン科の多年草です。中国では紀元前から薬草として栽培されていたようですが、その後、観賞用として栽培されるようになりました。我が国には奈良時代に薬用として渡来しましたが、観賞用としても栽培され、江戸中期には多くの栽培品種が育成されていたと言い伝えられています。また、世界各地でも育種が行われ、品種は極めてたくさんあります。明治の末から昭和の初めにかけて、大船の地に神奈川県農事試験場で品種改良が行われ、数多くの品種が育成され、現在大船系としてフラワーセンター大船植物園しゃくやく園で栽培しています。このフラワーセンター大船植物園しゃくやく園では、寒川町の生産者大谷応雄氏が育成した大谷系品種のほかフランスやイギリスで育成された品種、近年アメリカで他のボタン属との種間交配によって育成された品種も栽培しています。花の見頃は5月上旬から中旬で、約200品種2000株を植栽しています。
 
  龍寶寺のシャクヤク畑
  龍寳寺(りゅうほうじ)は、神奈川県鎌倉市植木にある曹洞宗の寺。山号は陽谷山(ようこくざん)。本尊は釈迦如来像、開基は北条綱成、開山は泰絮宗栄禅師である。
玉縄三代城主の北条綱成が建立した瑞光院ともいわれる香華院がこの寺のはじまりといわれヽ玉縄北条氏の菩提寺として栄えました。本堂には、釈迦如来と脇侍の文殊菩薩・普賢菩薩がまつられており、玉縄歴代城主である北条綱成、北条氏繁、北条氏勝の位牌や源実朝の位牌も安置されています。
また、玉縄城主歴代の位牌や実朝の位牌も安置されおり、裏山には玉縄三代の墓もあります。
境内には「正徳の治」を行ったことで知られる朱子学者の「新井白石の碑」もあります。
山門は木造茅葺で元禄年間頃の創建と伝わる。なお山門を入って左側には同寺が運営する「玉縄幼稚園」と「シャクヤク畑」、右側には「玉縄ふるさと館」があり、その先には、もと関谷にあった江戸時代中期の民家である「旧石井家住宅(国重文)」があり、「池」と小さな「シャクヤク畑」の間に「福徳稲荷堂」があります。


 
  江戸川区新堀しゃくやく公園
  所在地:新堀しゃくやく公園 江戸川区新堀2丁目29番8号
行き方:JR総武線「小岩駅」より京成バス 小76系統「新堀小」より徒歩5分位
新堀しゃくやく公園では、白やピンクなど色とりどりのシャクヤクが見ごろを迎え、訪れる人たちの目を楽しませています。
同園は、平成8年4月に開園。開園当初からシャクヤクが植栽され、平成20年には同園北側・東側に400株を追加しました。さらに、昨年は「あけぼの」「スカーレットオハラ」などの品種を新たに植栽。大きく綺麗なシャクヤクが咲く公園として、多くの家族連れや写真愛好家などが訪れ、鮮やかに咲き誇ったシャクヤクを楽しんでいます。

 
      
   
inserted by FC2 system