訪問日:2006.04.24
根津神社は今から千九百年余の昔、日本武尊が千駄木の地に創祀したと伝えられる古社で、文明年間には太田道灌が社殿を奉建している。 江戸時代五代将軍徳川綱吉は世継が定まった際に現在の社殿を奉建、千駄木の旧社地より御遷座した。明治維新には、明治天皇御東幸にあたり勅使を遣わされ、国家安泰の御祈願を修められる等、古来御神威高い名社である。  御祭神・・・須佐之男命・大山咋命・誉田別命 ○相殿 大国主命・菅原道真公  御社殿・・・宝永二年五大将軍綱吉は兄綱重の子綱豊(六代家宣)を養嗣子に定めると、氏神根津神社にその屋敷地を献納、世に天下普請と言われる大造営を行なった。翌年(1706)完成した権現造りの本殿・幣殿・拝殿・唐門・透塀・楼門の全てが欠けずに現存し、国の重要文化財に指定されている。  根津神社のつつじ・・・境内地となる以前、前記徳川綱重が屋敷の庭につつじを植えたことに始まり、七千坪の神苑は世につつじヶ岡と呼ばれる府内の名勝であった。今も花季(4月中旬から下旬ごろ)には約50種3000株が咲き乱れる。この時期には文京つつじまつりが境内で開催され、様々な行事、甘酒茶屋、露店、を楽しむ参拝者で賑わう。
根津神社の躑躅
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