自然の景観を生かした落ち着きのある久良岐公園は、神奈川県住宅供給公社や横浜市汐見台土地区画整理事業などによる造成地と民有地の買収などにより徐々に拡張し、現在の池のあたりから大きな谷戸が入り込んで水田となっていたところを約100万立方メートルの土砂で埋立て、運動広場、芝生広場、散策路、池、展望台などの施設を整備、昭和48年に公開しました。
公園の北側には、大正6年に旧帝国ホテルそばにつくられ、解体保存の後、昭和40年ここに移築された能舞台がありました。
日本画の大家平福百穂が鏡板に描いた老松の素晴らしいその能舞台の寄付を昭和62年に受けた市では、宮越記念久良岐能舞台として日本庭園と共に整備を行い、現在は建物内の茶室と合わせ、能を楽しむ人々に利用されています。
日本庭園には池泉が配されており、その中を巡り歩くことができますが、入口の門からの景観は背景となる樹林に溶け込み、深山幽谷といった趣です。その他、園内には自由広場・芝生広場・子供の遊び場、大池・梅林、森林浴が楽しめる散策路などが整備されている広さ23万平方メートルの公園です。
梅林には約90本の梅が植えられており、満開の時は見ごたえがありますが、残念ながら撮影当日は5〜6分咲でした。
 
画像撮影日:2020年2月28日

園内案内図 
          
久良岐公園の梅林
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