画像撮影日:2018年2月18日
妙法寺の梅の画像

妙法寺の梅
所在地:神奈川県横浜市磯子区杉田5-3-15
行き方:JR根岸線新杉田駅徒歩9分・京浜急行線杉田駅徒歩10分
正式には日蓮宗牛頭山妙法寺。このお寺は弘法大師空海により開かれ、鎌倉時代の末期、文和元(1352)年に杉田郷、六浦郷の領主・荒井因幡守光善が荒廃している社殿を再興し、寺を改め牛頭山妙法寺としました。
光善は自らも妙法院日荷と称し、法華経に帰依しました。
寺のすぐそばには約600年の樹齢を誇るビャクシンの大木や、境内には日本武尊(やまとたける)ゆかりのお堂である牛頭天王殿や白龍大善神堂などもあります。
妙法寺がある磯子区杉田は、江戸時代から明治の中ごろまで、梅林の里として有名でした。最盛期には、3万7千本もの梅があり、杉田梅と言われる原木も多数あったそうです。
「江戸名所花暦」(文政10年)にも「花の頃は東都の遊客旅立ちぬ」とあって、江戸人も足を運んでいたことが記されています。
それらの梅林も造成で消えかけていますが、その中心として観梅客でにぎわった妙法寺には未だ50本程の梅が存在しています。
早春には、名木・照水梅(しだれ梅)をはじめとする梅の木が咲き、今も訪れる人々を楽しませてくれています。
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