花山曼荼羅・妙音寺(三浦大師)の山ゆり
高野山真言宗飯盛山妙音寺(三浦大師)
本尊は「不空羂索観音菩薩」。通称、「三浦大師」「花山曼荼羅」と称する。天正年間(1573〜92)に中興の祖、賢栄法印によって、古の寺地「妙音寺原」より移築したという記録がある。
往時は寺域周辺を走る鎌倉街道沿いに七堂伽藍の形態で存在したといわれている。
また、小田原北条氏の庇護を受け、雨乞いの祈願寺として栄えた。三浦道寸義同の鐙一双を寺宝とするも現存はしない。
花山曼荼羅
花と石仏によって構成する妙音寺裏山一帯を「花山曼荼羅」といいます。浄土の世界を現世に表現した、まさに「花浄土」であり、主たる花「山ゆり」をはじめ、桜、梅、スイセン、ツツジ、ハス、アジサイ、キキョウなど、延べ50種3200本の花木によって彩られています。
また、山内には大日如来を中心に、延べ100種188尊の石仏も奉安されています。緑に包まれたなかで四季折々の風情を感じることができます。
これからの季節、花芍薬が終わり、鉄砲ユリ、桔梗と咲き始め、そして6月の花、山ゆり、アジサイ、そして蓮と続きます。
妙音寺の山ゆり(見頃 7月5日〜10日頃)・・例年の見頃です。
お寺の裏山一帯に自生する約1000本の山ゆり。6月中旬頃から裏山の通路を歩く芳しい香りが漂ってきます。通路沿いに置かれた、観音・地蔵・薬師三尊・四天王・十王・七福神など100体をこす数の石仏の後方に紫陽花と大輪の花を咲かせた山ゆりが咲き誇っています。
妙音寺の山ゆりは、花の寺東国100ヶ寺に選ばれています。
尚、ご自由にご入山いただけますが、妙音寺の裏山は「曼荼羅=仏様の世界」です。参拝の意識を持って来山して下さい。
関連札所:関東88カ所霊場58番札所、三浦33観音霊場14番、三浦28不動尊霊場15番、三浦七福神6番、、八仏霊場、秋七草霊場。
所在地:三浦市初声町下宮田119 電話/046・888・2226 
行き方:京急三崎口駅より徒歩17分。
     〔車〕横横道路「衣笠」ICより三浦縦貫道経由、「林」ICより国道134号で三崎方面。三崎口駅前交番の信号を左折。
     ※団体バスでの進入はできません
画像撮影日:2008年6月27日
妙音寺の百合の画像妙音寺の百合の画像
  妙音寺ホームページ   妙音寺紫陽花のページ      
 
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