園内配布パンフレット
画像撮影日:2018年7月8日
天神島のスカシユリ&ハマオモト&ハマボウ
JR横須賀線「逗子]駅・京急線「新逗子」駅から佐島マリーナ前行きバス終点下車。徒歩5分
天神島は、相模湾に面した三浦半島の西岸、佐島マリーナに隣接しています。この天神島と笠島周辺は横須賀市自然人文博物館(横須賀中央公園入口脇)の分園で、天神島臨海自然教育園になっています。
園内は、多くの海浜植物や海岸動物が生息し、三浦半島に残された数少ない自然海岸の一つです。天神島と笠島および周辺の海域(約54ha)は、南方系海浜植物であるハマオモト(ハマユウ)の分布の北限地として神奈川県の天然記念物に指定されています。尚、展示室・資料室・講座室・学習室・駐車場を備えたビジターセンターもあります。
神奈川県指定天然記念物  天神島・笠島および周辺水域
横須賀市佐島の天神島及び笠島周辺は、三浦半島を代表する動植物が分布しており、また地質学上でもきわめて重要なところです。天神島は周囲1キロ足らずの小島でハマユウの群落、およびハマボウがみられ、その分布は植物地学上、日本の北限となっています。またこの島に生育する海岸植物の総数は146種に及びますが、このように種類、数のまとまったところは他地区では見られません。隣の笠島は天神島と同じ凝灰岩から出来ている島で変化に富んだ岩礁をかたちづくり、各種の海産動物の生育水域に囲まれています。この地域は、動物・植物・地質学上の豊富な資料が狭い範囲に調和を見せており、その景観とともにたいへん貴重な地域です。  昭和48年8月1日指定神奈川県教育委員会   園内案内看板より
スカシユリ:みかん色で黒い斑点のある鮮やかで大きな花が特徴の海岸のユリです。花びらの基部が細いので、花びらと花びらの間に隙間ができ、上を向いて咲きます。
天神島のスカシユリ普通スカシユリは、海岸の崖にぶら下がるようにして咲くことが多いのですが、天神島では磯に群生しており、間近に見ることが出来ます。
ハマボウ(アオイ科):7月下旬ごろから黄色の花をつけます。ハイビスカスの仲間です。ハマオモト同様、天神島が北限の自生地です。
天神島のハマオモト:別名はハマユウ、ヒガンバナの仲間ですが、葉がオモトに似ていることと海岸に生育することからハマオモトという名前になりました。花期は6月下旬から8月中旬です。白い花は上に向かって咲き、強い芳香があります。秋には種子をつけ。落ちた種子はヤシの実のように海を漂い分布を広げます。国内では本州から沖縄で見られますが、天神島のハマオモトは分布北限に自生していることから、1953年(昭和28年)に神奈川県天然記念物に指定されました。

inserted by FC2 system