向日葵(ひまわリ)
キク科の一年草。・・・【花期】 6~8月 【草丈】 20センチ~3メートル前後 

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向日葵は
原産地:北アメリカ
花色 黄色、オレンジ、茶色
別名 日車(ひぐるま) 天竺葵(てんじくあおい) 日輪草(にちりんそう)

コロンブスの「新大陸」発見後に、ヨーロッパへ伝えられた。
伝播した地域ほぼ全てで「太陽」と結びつけられている花。

夏にかなり大きな黄色の花を咲かせ、
大きな1つの花のように見えるが頭状花序と呼ばれ、
多数の花が集まって1つの花の形を作っている。これは、キク科の植物に見られる特徴で
外輪に黄色い花びらをつけた花を舌状花、内側の花びらがない花を筒状花と区別して呼ぶ場合がある。

和名の由来は、太陽の動きにつれてその方向を追うように花が回るといわれたことから。
ただしこの動きは生長に伴うものであるため、実際に太陽を追って動くのは生長が盛んな若い時期だけである。
若いヒマワリの茎の上部の葉は太陽に正対になるように動き、朝には東を向いていたのが夕方には西を向く。
日没後はまもなく起きあがり、夜明け前にはふたたび東に向く。
この運動はつぼみを付ける頃まで続くが、つぼみが大きくなり花が開く頃には生長が止まるため動かなくなる。
その過程で日中の西への動きがだんだん小さくなるにもかかわらず夜間に東へ戻る動きは変わらないため、
完全に開いた花は基本的に東を向いたままほとんど動かない。

ペルーでは、太陽信仰と結びついて、神聖不可侵な花として崇拝されていた。
神殿の巫女たちは、黄金で作られたひまわりをかたどった冠をかぶっていたが、これらが奪われてしまったため、
「いつわりの富」「にせ金貨」という花言葉がつけられたとされる。
また、ギリシャ神話には、太陽神アポロンに恋いこがれて、彼を見つめ続けた少女の化身であるという伝説がある。
ヨーロッパはロシアでは、タネから油を採るために(食用)、大規模に栽培されている。

現在では種は絞って搾油されヒマワリ油として利用される。ヒマワリ油には不飽和脂肪酸が多く含まれる。
1990年代までリノール酸が70 - 80%、オレイン酸が10 - 20%のハイリノールタイプが主流であったがω-6系列の
脂肪酸であるリノール酸の発ガンや高脂血症、アレルギー等との因果関係が報告されるにいたり、
リノール酸が15 - 20%、オレイン酸が40 - 60%の中オレインタイプのNuSun品種が伝統的な交配育種法により育成され、
2000年以降は主流となっている。

煎って食用とすることができ、乾燥した種子を用いる生薬名は「向日葵子」(こうじつきし)。
また、ペット(ハムスター、小鳥など)の餌に利用される。

現在ではディーゼルエンジン用燃料(バイオディーゼル)として利用する研究も進められている。
 ひまわりの育て方
品種を選ぶ
 すくっと茎が長く立ち上がって大輪の花を咲かせる高性種。
 草丈が低く鉢植えでも栽培できる矮性種、
 よく枝分かれして賑やな分枝性種など、様々な品種があります。
 まず、最初に用途や好みに応じて品種のタネや苗を選ぶことが大切です。

摘芯
 本葉5~6枚のとき、芽先を摘むとワキから芽が出て来て草丈がある程度抑えられ、
 姿よくまとまります。花数は多くなりますが、一輪ずつは小さくなります。
 最初から分枝性種や矮性種を選べばそのような手間はかかりません。
 また、高性種は元々大きくなる性質なので、あまり低くは抑えられません。

摘蕾
 特に大輪の花を咲かせたい場合、摘芯はせずに茎をまっすぐに伸ばす「1本立ち」にします。
 茎の頂点につぼみが見えてきたら3輪ほど残して、他のつぼみは摘み取ります。

支柱立て
 高性種は茎が伸びてきたら、曲がらないように支柱を立てます。

花がら摘み
 タネを採る必要がなければ、花びらの散った花は取り除きます。

タネの採取
 秋に葉が黄色くなり、茎が枯れてきたら花を切り取り、日当たりと風通しのよい場所で充分乾燥させます。
 茶色くかさかさに変色したら、表面をこするようにもむとタネがポロポロと落ちます。
 採取したタネは冷暗所で保存しましょう。

日当たり・置き場所 
 日当たりのよい場所で育てます。風通しが悪いと病害虫が発生しやすいので気をつけます。

水やり・肥料
 水は土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。土が常にじめじめしているような多湿状態は好みません。
 土から養分を吸収する力が強いので、肥えた土なら無肥料でもよく育ちます。やせ地に植えるなら、土にあらかじめ腐葉土や堆肥、少量のゆっくり効く粒状肥料を混ぜ込んでおけばよいでしょう。葉色が悪い場合は、様子を見て液体肥料を与えます。チッソ分多い肥料を与えると、茎葉は元気に育ちますが、余りよい花が咲かないので注意しましょう。

ふやし方
 タネをまいてふやします。適期は4月下旬~5月です。発芽適温は22℃前後とやや高いので、早くまいても発芽しません。
 適期だと、1週間~10日で芽を出します。庭やコンテナに直接まいて育てる直まき、
 小さな鉢にまいて苗を作ってから植え付ける移植、どちらでも可能です。

直まき
 1カ所に2~3粒まいて、土を1cmほどかぶせて発芽まで乾かさないようにします。
 発芽して双葉が完全に開いたら、1本に間引いて育てていきます。
 芽同士が近い場合、引っこ抜くように間引くと残すつもりの芽も一緒に抜けたり、
 根を傷つけることがあるので、はさみで付け根からちょん切って間引きましょう。

移植
 用土を入れた9cmのビニールポットに2~3粒まいて、発芽したら1本に間引きます。
 本葉(双葉の次に出てくる葉)が5~6枚の頃までに、土をくずさないようにやさしく植え付けます。
 ヒマワリはあまり移植を好まず、大きくなった苗は根付かずに枯れたり、充分生長できないので、
 手遅れにならないよう、植え付けるタイミングには気をつけてください。

かかりやすい病害虫(害虫 アブラムシ ハダニ)
 アブラムシは茎葉、蕾に付いて吸汁します。ハダニは高温乾燥期に発生しやすく、葉裏について吸汁します。
 どちらも植物を弱らせるので、薬剤を散布して駆除します。
 特にハダニは小さくては裏に付くので発見が遅れがちです。
 葉が小さな針くらいの大きさに点々と色が抜けたようになっているとハダニの可能性が大きいので確認しましょう。


ひまわりは育てやすく、耐暑性の植物で寒さによわいです。
移植は苗の小さいうちにしてください。発芽温度が高めなので早まきしないように。
肥沃な土なら肥料はあまり必要としません。
 ひまわりの花言葉

花言葉は
「あこがれ」 「私の目はあなただけを見つめる」「崇拝」「熱愛」「光輝」「愛慕」「いつわりの富」「にせ金貨」

もし向日葵の夢を見たら…
  ひまわりが大輪の花を咲かせている夢はすべてが良い方向に向かっているしるし。
  但し、花がしぼんでいる夢であれば思わぬことでつまずくことを示しています。
  他にはテレビ、ラジオ、雑誌で良いヒントを掴むかもしれません。
  クイズに答えたり、視聴者参加型番組に参加すると良いことがあるかもしれませんよ。

神奈川県内では横浜市港南区、座間市がひまわりをシンボルフラワーにしています。
その他関東圏内です
茨城県:那珂市、鉾田市
栃木県:下都賀郡野木町
埼玉県:さいたま市南区
千葉県:船橋市、柏市
東京都:西東京市
がシンボルフラワーとしております。

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