The bits of knowledge of a Magnolia
マグノリアのまめ知識

 マグノリア:和名(木蓮)(モクレン科モクレン属 花期・・・ 3 ~5月頃(最盛期は4月) 高さ2~10mの落葉低木 原産地:中国南西部) 

画像をクリックすると
マグノリアの花の名所へ
案内します
  
マグノリア(木蓮は)…お庭のシンボルツリーとして、人気の高く、木蓮(モクレン)と白木蓮(ハクモクレン)の交雑種である。
モクレン科の植物の総称で、モクレン、コブシ、シデコブシ、タイサンボク、オオヤマレンゲなどをさします。
このところ欧米から導入された園芸種が増えて、花色や樹形などのバリエーションが広がり、狭い庭や鉢植えにできる
花木となってきたため、育てる方が増えてきました。

二色木蓮(ニシキモクレン)や更紗木蓮(サラサモクレン)など多くの園芸品種がある。
種小名の「スーランジアナ」はフランスの園芸家スーランジューボダン(E.Soulange-Bodin)の名にちなむ。
19世紀のヨーロッパで盛んに交雑が行われ、様々な園芸品種が生まれた。
木蓮は花が紫色であることから、シモクレン(紫木蓮)の別名もある。ハネズ、モクレンゲと
呼ばれることもある。昔は「木蘭(もくらん)」と呼ばれていたこともあるが、これは花がランに似ていることに由来する。
今日では、ランよりもハスの花に似ているとして「木蓮(もくれん)」と呼ばれるようになった。
花が散るときには  劇的な場合があります。

花の特徴…特徴はの展開に先立って花を咲かせる。 花びらは9枚あるように見えるが、花弁6枚と萼片3枚よりなる。
       雄しべと雌しべはたくさんあり、螺旋状につく。
葉の特徴…"葉は広い卵形で、互い違いに生える(互生)。 葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。"
実の特徴…花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。

花の色:赤、紫、白、黄色、ピンクなど
花径:13 - 16cm
花持ち期間: 3~4日程度
花言葉
「自然への愛」「崇高」「持続性」「忍耐」
品種
マグノリア・ソウランギアナ(Magnolia x soulangiana)の品種群
 「サラサモクレン」「アレクサンドリナ」
  ハクモクレンとシモクレンの交配によって作出されたなどが栽培されます。
  花つきがよく、桃紅色で大輪の花は印象的で美しいものです。

 「サヨナラ」 
  非常に大きく丸みを帯びた白色花を咲かせます。花つきもよく、開花時は壮観です。
  樹高は10mと大きくなり、枝も横に張るので、栽培には広い場所が必要です。

 「金寿」
  アメリカ原産のアクミナタ種をもととして日本で改良された品種。
  小型ですが、黄色の美しい花を咲かせます。葉が出てから、開花します。

ガールマグノリア品種群
 「スーザン」「アン」「ベティ」「エリザベス」など
   狭い場所でも栽培することのできる小型の品種群としては、アメリカで育成されたガールマグノリアの系統があります。
   女性の名がつけられ、剣弁で赤紫色の花を数多く咲かせます。

その他の品種群
 「シデコブシ」
   日本原産で花弁数が多いシデコブシは、樹高2~3m程度にしかなりません。花色には白、ピンク、紫色などがあります。

 「オオヤマレンゲ」
  清楚な姿で、うつむき加減に咲かせる花は、茶花としても使われます。多少横枝が張りますが、樹高はあまり高くなりません。

   マグノリアの育て方
季節・
日常の手入れ
花を咲かせるためには、日当たりがよい場所に植えることが必要ですが、オオヤマレンゲは午後には半日陰になるような、
落葉高木の近くなどが適しています。土壌は腐植質に富み、水はけと保水性のよいものが適しています。
常緑性のタイサンボクは、西日や冬の冷乾風が当たらないような場所が適します。
なお、マグノリアは根が荒いため、成木の移植は困難です。将来の大きさを考えて植え場所を選ぶことが必要です。

植えつけは、落葉期の1月~3月上旬に行ないます。樹高1.5~2m程度の地堀りの根巻き苗の場合、
直径50cm、深さ50cmの植え穴を掘り、元肥として腐葉土や完熟堆肥などを混合します。
根を切らないように注意しながら根鉢を1/3ほど崩して、深植えしないように植えつけます。
根鉢の周りに十分に水を注ぎ、根と植え土をなじませ、ぐらつかないように支柱で固定します。
常緑種は4月中旬から5月中旬に植えつけます。方法は落葉種に準じます


カイガラムシがつくことがあるので、竹べらやブラシで削りとるか殺虫剤「カイガラムシエアゾール」を散布しましょう。
また、カミキリムシの幼虫(テッポウムシ)が幹に入ることがあります。
株元付近に木くずが積もっていたら、木のなかにカミキリムシの幼虫がいる可能性があります。
木くずを取り除いて、幹にあいた穴に細い針金をさし込み、中にいる幼虫を刺して退治しましょう。

日当たり・
置き場所

鉢植えは、通年屋外で管理します。夏は半日陰、そのほかの時期は十分に日が当たる場所に置きます。
特に常緑種は、冬に乾燥した寒風が当たらない場所で管理しましょう。

水やり・肥料

庭植えでは、根づいてしまえば、夏の高温期で極端に乾燥する時期以外、特に必要ありません。
鉢植えでは、夏は朝と夕方、春と秋は1~2日に1回程度、冬は乾燥したら水やりします。

若木には5月の成長期、9月の充実期、1月の休眠期に肥料を施します。
5月、1月には粒状肥料「マイガーデン植物全般用」を150g/m2、株の周りの土の上にばらまいて施しましょう。
9月の施肥は、骨粉など窒素分の少ないものを用います。成木の場合は、5月と1月に施せばよいでしょう。

 
花種毎の花の名所  花咲く公園・庭へ  花の名所TOPへ 花の豆知識へ   
inserted by FC2 system