画像撮影日:2005年7月24日〜

リュウゼツラン(竜舌蘭、Agave)は、リュウゼツラン科リュウゼツラン属の単子葉植物の総称。100種以上が知られている。メキシコを中心に米国南西部と中南米の熱帯域に自生するほか、食用・繊維作物、あるいは観葉植物として広く栽培されている。和名に「蘭」とあるがラン科Orchidaceaeに近い植物ではない。
先が鋭く尖り、縁にトゲをもつ厚い多肉質の葉からなる大きなロゼットを形成する。茎はふつう短く太いため、根から直に葉が生えているようにも見える。気候や土壌にもよるが一般に成長は遅く、花を咲かせるまでに数十年を要するものも多く、あまりの成長の遅さに、100年(1世紀)に1度開花するという誤った認識から、センチュリー・プラント(century plant)という英語別名がつけられている。花はロゼットの中心から「マスト」と呼ばれる背の高い花茎が伸び、その先に短い筒状のものがたくさんつく。ごく少数の例外を除いて、基本的には開花後に植物は枯れる一回結実性植物である。種子による繁殖以外にも、球芽を形成したり、茎の根元から蘖(ひこばえ)を密生することによって、新しい個体を増殖する。ある種のリュウゼツランの汁に触れると皮膚がかぶれることがあり、症状は1-2週間ほど続く。外見上治癒した後も1年間ほどは痒みが再発することがある。 しかし乾燥したリュウゼツランの葉であれば、素手で扱ってもこれらの症状はほとんど現れない。
撮影場所は横浜市港南区日野中央2 徳恩寺長屋門前 
竜舌蘭りゅうぜつらん
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