【国指定史跡旧相模川橋脚の桜】
国道一号線、新湘南バイパス・茅ヶ崎西インターのたもとの小さな池が「国指定史跡旧相模川橋脚」です。
ニトリと神奈川県衛生研究所、小出川に囲まれたこちらの史跡、中心となる池のまわりに20本ほどの桜と、芝生やベンチなどの腰掛けるところがあります。規模は大した事ありませんが、ぐるっと桜に囲まれていて、短時間に満足を得られる史跡です。
【さくら公園の桜】
史跡から国道1号線を横断し、下町屋橋上の歩道橋で斜め対面に降りると「さくら公園」が有ります。
小さな公園ですが、名前の通り公園の周囲に桜が植えられています。
【国指定史跡旧相模川橋脚とは】
旧相模川橋脚は、大正12(1923)年9月1日の関東大震災と翌年1月の余震によって、水田に橋杭が出現した全国的にもまれな遺跡です。
当時の歴史学者沼田頼輔によって、鎌倉時代の建久9(1198)年に源頼朝の重臣稲毛重成が亡き妻の供養のために架けた橋の橋脚と考証され、大正15(1926)年に国の史跡に指定されました。
また、地震によって生じた液状化現象の痕跡も確認された他、橋脚の出現状況は関東大震災の地震状況を残す遺産としても評価され、24年度、史跡指定に加え国の天然記念物としての指定を受けることになりました。液状化現象としては全国初の国指定になります。
所在地:神奈川県茅ヶ崎市下町屋一丁目
行き方:JR茅ケ崎駅北口から平塚駅行きバス(3番乗場)に乗り、「今宿」下車。徒歩5分
 
画像撮影日:2020年4月6日

    
国指定史跡旧相模川橋脚の桜とさくら公園の桜
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