神奈川県秦野市の北部に位置する丹沢山系の塔ノ岳に源を発し南流。秦野盆地の中央部で南東に向きを変え、秦野市を流れる金目川水系の二級河川です。名称の由来は、盆地扇端部で流量の大部分が地下に伏流するため、以前はその名のとおり盆地内を流れる「水無」川だったのです。また、川から水がなくなった由来に言及した御伽噺の一つとして、弘法大師が登場する伝説があります。弘法大師は「心の優しい人がこの辺りにはいないものか」と思い、わざと貧しい身なりをしてこの川の流域の住民に水を求めたが、水を求められた住民はその人が弘法大師とは知らず、貧しい身なりをしていたので水を与えなかったため、弘法大師は「人の身なりで人を判断するとは何たる事だ」と怒った弘法大師は、この住民たちの生活用水である川の水を涸らしてしまった。その川に水が無くなってしまった事から、「水無川」と言う名前がついたといいます。
水無川の芝桜は、秦野中央運動公園前付近の水無川右岸河川敷に、約800mに渡り20000株の芝桜が対岸のソメイヨシノと芝桜の競演が見られます。
訪問日:2012.04.19
神奈川県/湧水&名水処       
 
秦野/水無川(みなせ)河川敷の芝桜
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