園内配布パンフレット
画像撮影日:2015.04.26
【所在地】東京都文京区本駒込6丁目 ※駐車場はありません。
【交 通】JR山手線または地下鉄(東京メトロ)南北線の駒込駅より徒歩7分。都営地下鉄三田線千石駅より徒歩10分。
【入 園】午前9時〜午後4時30分(閉園午後5時)
【入園料】一般300円、65歳以上150円 ※小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料
元禄8年(1695年)、五代将軍・徳川綱吉から与えられたこの地に、柳沢吉保が、7年の歳月をかけて「回遊式築山泉水庭園」を造りました。
六義園は吉保の文学的造詣の深さを反映し、和歌の趣味を基調とした繊細で温和な日本庭園になっています。
庭園の名称は、中国の古い漢詩集である「毛詩」に記されている「誌の六義」すなわち風、賦、比、興、雅、頌という六つの分類法の流れを汲んだ和歌の六体に由来します。
庭園は中の島を有する大泉水を樹林が取り囲み、万葉集や古今和歌集に詠まれた紀州の和歌の浦の景色を始め、その周辺の景勝地や中国の故事にちなんだ景観が映し出されています。
庭園は明治時代に入って三菱の創業者である岩崎家の所有となり、昭和13年に東京市に寄付されて一般公開されました。なお、昭和28年3月31日に国の特別名勝に指定されました。
元禄時代、駒込染井を中心にツツジの園芸ブームが江戸中に起こりました。流行の中心地であった六義園には古品種のツツジが数多く植えられました。
六義園で咲く色とりどりのツツジは、六義園が造られた当時の元禄・享保の江戸園芸隆盛期に源を辿ることができ、六義園に伝えられる貴重な財産となっています。
六義園のツツジ
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