鶴岡八幡宮の蓮(ハス)
鶴岡八幡宮の蓮(ハス)
  鶴岡八幡宮は康平6年(1063)源頼義が奥州を平定して鎌倉に帰り、源氏の氏神として出陣に際してご加護を祈願した京都の石清水八幡宮を由比ヶ浜辺にお祀りしたのが始まりです。その後、源氏再興の旗上げをした源頼朝公は、治承4年(1180)鎌倉に入るや直ちに神意を伺って由比ヶ浜辺の八幡宮を現在の地にお遷しし、 建久2年(1191)には鎌倉幕府の宗社にふさわしく上下両宮の現在の姿に整え、鎌倉の町づくりの中心としました。
三ノ鳥居から鶴岡八幡宮の境内に入ると、本宮に向かって右が源氏池、左側が平家池。夏が本番を迎えるころ池はハスで覆われ、純白や真紅のハスが妖艶な花を美しく水面を彩るハスの名所です。尚、東側の源氏池には産を意味する三つの島が、西側の平家池には死を意味する四つの島が配されていると言われています。
尚、源平池の島には、旗上弁天社が鎮座。周囲には源氏の二引きの白旗が多く見られる。明治の神仏分離令で一度は廃れたが、昭和55年(1980年)に文政年間の古図を元とし復元されました。
鶴岡八幡宮の蓮
夏の青空の下、鶴岡八幡宮の池に浮かぶハス(蓮)の景色は、いまでは古都鎌倉の風物詩になっています。
以前は、源平の旗色にちなんで、源氏池にはシロハス(白蓮)が、平家池にはベニハス(紅蓮)が植えられていましたが、現在では紅白が混じり合って見事な花を咲かせています。見頃は、例年7月中旬から8月上旬にかけてです。
ハス(蓮)が植えられている池の面積は、約12,000u(源氏池8,000u、平家池4,000u)となっています。
JR横須賀線・江ノ島電鉄鎌倉駅から徒歩10分
 
画像撮影日:2018年7月19日


          
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