すいせん属のヒガンバナ科の宿根草・・・花期 12月下旬~4月初旬 花丈15 - 50cm程度)

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水仙(すいせん)は
 原種は30種類ほど知られている。また、園芸用に品種改良されたものが広く栽培されています。
 日本においては、ニホンズイセンが古くに中国を経由して渡来したといわれています。
 分布は、本州以南の比較的暖かい海岸近くで野生化し、群生が見られ、越前海岸の群落が有名であり、福井県の県花とも
 な っています。
 花の中心部分「副冠」の長さが、周囲を取り巻く花びらと同じ長さ・もしくはより長い種類が「ラッパズイセン」と定義
 され、栽培されていたものが各地で野生化したとされるが、清楚な佇まいと香りが、華道・茶道といった日本の美意識と
 マッチし、重用されている。
 アルカロイドを含む球根は薬用、花は香料として利用される。50種ほどの原種が確認されています。
 水仙には有毒植物で毒成分はリコリン (lycorine) とシュウ酸カルシウム (calcium oxalate) などが含まれ。全草が有
 毒だが、鱗茎に特に毒成分が多い。スイセンの致死量は10gです。食中毒症状と接触性皮膚炎症状を起こすし、中毒は初
 期に強い嘔吐があり摂取物の大半が吐き出されるため症状が重篤に到ることは稀であるが、鱗茎を浅葱(あさつき)と間
 違えて食べ死亡した例もあります。
 葉がニラととてもよく似ており、ニラと間違えて食べ中毒症状を起こすという事件がときどき報告・報道される。ニラ
 との大きな違いは次の通りです。
○葉からの臭いがない(ニラは葉からニラ独特の強い臭いを放つ)。
○鱗茎がある(ニラは髭(ひげ)根で鱗茎はない)。
○水仙の原種は花弁が細くねじれており、それを平たい花弁にするのに50年ほどかかり、その後は八重咲きなどの花容の品
 種改良、および、白と黄色以外の色を出すための品種改良がなされ、副花冠が赤、ピンクのものが加わった。品種改良の
 中心地は栽培に気候が適しているイギリスが草分けである。現在ではオランダ、日本がそれに続いている。
原産地 
スペイン、ポルトガルを中心に地中海沿岸地域、アフリカ北部
花の色 
白、黄色、クリーム色。
花言葉 
「うぬぼれ」「自己愛」「エゴイズム」
(水面に映った自分の姿に恋をした、ギリシャ神話の美少年「ナルキッソス」の伝説にちなむ。)
(白)「神秘」「尊重」
(黄)「私のもとへ帰って」「愛に応えて」
「房咲水仙:思い出、記念」 「ラッパ水仙:持って生まれた素質、<strong>尊敬、心づかい」
「口紅水仙:詩人の心」  「糸水仙:思い出」 「笛吹水仙:優しい追憶 」  「八重咲水仙:田園の幸福 」
誕生花 

1月2日の誕生花(房咲水仙)  2月9日の誕生花(ラッパ水仙)  3月4日の誕生花(口紅水仙)  
3月16日の誕生花(糸水仙)  4月3日の誕生花(笛吹水仙)  4月16日の誕生花(八重咲水仙)

シンボル自治体
 横浜市西区、川崎市高津区、寒川町、大井町
花の形による分類  特徴
ラッパ咲き 副冠の長さが花弁の長さと同じかそれ以上のもの。
カップ咲き 副冠の長さが花弁の長さより1/3より長く花弁全体より短いもの。
小カップ咲き 副冠の長さが花弁の長さより1/3より短く花弁全体より短いもの。
八重咲き 花弁や副冠が八重 咲きになるもの
トリアンドロス咲き 下向きに咲くもの。
シクラメネウス咲き 
花弁がシクラメンの花のように反転するもの。
スプリットコロナ咲き 副冠が1/3以上裂けているもの。
栽培方法
   スイセンは日本に自生する植物で、育てるのは難しくありません。基本植えっぱなしです。
年末にスイセンの切花を飾ることが多く、お正月以外にも冬の花として人気があります。
その割りに出荷者が少ないので価格が高騰しやすいです。庭に植えておくと得かもしれません。
八重のスイセンもある。色合いも沢山。スイセンは愛好家も多い。
育てるのは簡単だけどウィルス病に注意。

【みずやりと肥料】
基本は土が乾いて居たら水をやります。乾燥気味にします。土が濡れているうちは水をやらないようにします。
【季節別では】
<秋>スイセンは秋に植え付けをします。植えつけた直後は葉っぱもなく変化がありませんが、根は伸びています。
土が乾いていたら水をしっかりとやってください。
<冬>土が乾いていたら水をしっかりとやります。夕方以降に水をやると、夜の間に水が凍って球根を傷つけてしまいますし、
霜柱が起きやすくなります。水は午前中にやってください。
<春>冬同様に水をやります。気温があがると水の蒸発が早くなりますので、水切れに気をつけてください。
<夏>夏は休眠していますので、水は控えてください。
【植え付け・植え替え・種まき】
霜が降りるまでにしっかりと根が張れば寒さに強くなります。
・球根に小さい球根がくっついている場合、無理にとらない。そのまま植え付けをする。大きく育つと自然と取れます。
・鉢植えは蒸れやすく腐りやすい。庭植えが良いが、庭植えにすると開花しても花がコチラを向くがあやしい。
 何個が球根を買って、鉢と庭植えの両方に植えてリスクを分散する。
・夏の暑さに弱い品種は葉っぱが無くなったら掘り起こして、網に入れて日陰につるしておいて、10月にまた植えつけます。
・球根を土に置いているだけで根を伸ばして土を締め付けて球根を土の中に引き込む。
・球根が増えすぎると花が咲くほどに太れなくなって葉っぱが出ても花が咲かなくなる。
 毎年咲いていたのに咲かなくなったら、夏に掘り起こして分球して植えなおす。 。
【管理場所・日当たり】
日光が当たる場所で管理して下さい。日当たりしだいで花が咲くかどうかが決まります。また日当たりが悪いと球根の成長にも関わります。
・夏の休眠時期でも掘り起こす必要は無いです。
・開花は寒くなってから。そのために秋の気温が高いと開花が遅くなります。
・風に弱い。茎が弱いので簡単に折れる。しかしどうしようもない。あきらめる。開花している茎はとくに頭が重いのでよく折れる。八重のスイセンは尚更。
・太陽の方向に花が向く傾向がある。ので家の南に植えると花が南に向き、家から見ると花が見えない、ということも…。

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