昭和37年神奈川県農業試験所が平塚市に移転した地に県内の観賞植物の生産を振興するために「フラワーセンター大船植物園」を神奈川県が開設した。現在フラワーセンターでは、この地で改良されたしゃくやく・花菖蒲を中心に、国内外から収集した観賞植物を栽培展示し、園内の花木・樹木は約5700余種・品種、四季折々彩りを添えています。また、園内にあるドーナツ型観賞温室では熱帯・亜熱帯(約1300余種・品種)の花が咲き乱れています。桜は約40品種植えられています。
鎌倉生まれ・鎌倉育ち「玉縄桜」
寒さの厳かった冬から日ごとに差し込む日差しが暖かくなり、ようやくウメの見頃を迎えた鎌倉で、「河津桜??」という木を見つけた方もいらっしゃるかと思います。それが、早咲きの品種、「玉縄桜(たまなわざくら) 」です。
「玉縄桜」は、昭和44年にフラワーセンター大船植物園でソメイヨシノから得られた種子をまき、発芽した苗木から選抜育成したオリジナルの品種です。花の咲き方やその色がソメイヨシノに似ていながら、2月中旬の比較的気温の低い時期から咲き始める早咲きの品種で、花期も一ヶ月と長いことが特徴です。
この大船フラワーセンターの近くに戦国時代、難攻不落の城といわれた玉縄城という山城があったことから「玉縄」を冠し「玉 縄 桜」として平成2年に種苗登録を完了しました。
JR大船駅(西口大船観音側)徒歩17分・バス西口発渡内経由藤沢行き「岡本」下車 P有
画像撮影日:2020年2月29日

画像撮影日:2016年4月12日
   フラワーセンター大船植物園パンフレット         
 
読売新聞 2021年2月20日朝刊 
 
   フラワーセンター大船植物園パンフレット         
 
神奈川県立大船フラワーセンターの玉縄桜&寒桜
inserted by FC2 system