【電車】JR大船駅(西口観音側)から徒歩16分
【バス】大船駅西口から神奈川中央バス「渡内経由藤沢駅行」または「公会堂前経由城廻中村行」、岡本下車徒歩3分
【開園時間】3月~10月 9:00~17:00 11月~2月 9:00~16:00
【休園日】第2、第4月曜日 (祝日等の場合は開園し、翌日が休園日となります)年末年始(12月29日~1月3日)
【入園料】20歳以上400円・学生/20歳未満200円・65歳以上/高校生150円・中学生以下無料
【駐車場】普通車1時間200円(以降30分100円)大/中型車1時間630円(以降30分300円)

「神奈川県立フラワーセンター大船植物園」は、名称を「神奈川県立大船フラワーセンター」に改め、また、ネーミングライツ制度を導入し「日比谷花壇大船フラワーセンター」の愛称でリニューアルオープンしました。
神奈川県鎌倉市岡本にある総面積63,900平方メートルの植物園。略称はフラワーセンター。
1967年(昭和42年)に神奈川県農業試験場の跡地に開設された植物園で、神奈川県環境農政局の出先機関として位置づけられています。植物園内には管理課・植栽課・増殖指導課・展示普及課があり、農業試験場で研究・改良されていた、玉縄桜(タマナワザクラ、ソメイヨシノを改良した早咲きの品種)やシャクヤク・ハナショウブを中心に国内外の鑑賞植物が展示物として集められています。
かながわの花の名所100選の1つに神奈川県立フラワーセンター大船植物園が選ばれています。
入園口から園内に入ると。正面に石のモニュメント「かたぐるま」があり、この付近には花壇や季節の花いっぱいのポットがあり、左手には大きな「花時計」があります。
園内には様々な花壇があり、季節の花が一年中絶えることなく咲いています。
その他、しゃくやく園・ばら園・はなしょうぶ園・つつじ・しゃくなげ園・ぼたん園・さるすべり園・つばき園・うめ園・たけ園・すいれん池・観賞温室・展示場・和風庭園 「吹合の庭」・芝生広場・ピクニックグランドがあります。

ツバキ園(サザンカとツバキ)

日本には太平洋側に「ヤブツバキ」東北地方の山岳地帯に「ユキツバキ」がありこの二つが親となって現在の多様な園芸品種が生まれてきたと考えられています。見頃は3月から4月です。
又、ツバキ園には山茶花も植えられています。山茶花はツバキと同じ、ツバキ科ツバキ属の常緑広葉樹で、神奈川県の横浜市・秦野市・南足柄市が市の花になっています。(ページでは、椿と山茶花の違いも表示しています。)見頃は

クリスマスローズ

1月から早春にかけて冬の庭先に彩を添えてくれる「クリスマスローズ」。「冬の貴婦人」と称される気品あふれる花をさかせます。
花色も花模様も多種多様、一重、半八重、八重と咲き方もいろいろ、愛好家が多いのも頷けます。
大船フラワーセンターでは毎年2月にグリーンハウス内でクリスマスローズの展示会を行っていますが、園内にも咲いています。
植えられている場所は、サクラやウメなど花の美しい花木の並木があり、桜の樹の下にはクリスマスローズなどの宿根草や、球根類が美しく咲いています。

玉繩桜・寒桜

玉縄桜は、昭和44年にフラワーセンター大船植物園でソメイヨシノから得られた種子をまき、発芽した苗木から選抜育成した
オリジナルの品種です。花の咲き方やその色がソメイヨシノに似ていながら、2月中旬の比較的気温の低い時期から咲き始め
る早咲きの品種で、花期も一ヶ月と長いことが特徴です。
この大船フラワーセンターの近くに戦国時代、難攻不落の城といわれた玉縄城という山城があったことから「玉縄」を冠し玉縄桜
として平成2年に種苗登録を完了しました。
 
  

ウメは日本人の美的感覚に溶け込み、サクラと共に日本を代表する花木として並び称されています。
大船フラワーセンターでは約40種が植えられています。

水仙(スイセン)

大船フラワーセンターの日当たりの良い場所で、ラッパ水仙が咲いています。
日本水仙の清楚なイメージとは対照的ですが、春を喜ぶ陽気で明るい風情で咲いています。
房咲きスイセン・ラッパズイセン(’アーリー・センセーション’) などで、種類は少ないですが、公園内の彩りを担ってます。

木瓜(ボケ)

ボケは、バラ科ボケ属の落葉低木。果実が瓜に似ており、木になる瓜で「木瓜」とよばれたものが「ぼけ」に転訛したとも、「木瓜」から「ぼけ」に転訛したとも言われています。
フラワーセンターには、ピクニックラウンドの道路側に数種類のボケの木があります。

桜(サクラ)

「玉縄桜」は県立大船フラワーセンターで生まれた桜。
ソメイヨシノの種をまいた中から、早く開花する個体を選んで育成したものなのだそうです。
昭和49年から挿し木・接木で繁殖が開始され、平成2年に農林水産省に品種登録されました。
例年、2月下旬頃から咲き始め、開花期は1ヶ月程度と長く、 ソメイヨシノが咲く頃まで楽しめます。
 

 チューリップ

チューリップはユリ科チューリップ属の植物です。
球根が出来、形態は有皮鱗茎。和名は鬱金香(うこんこう、うっこんこう)と呼びます。
アナトリア、イランからパミール高原、ヒンドゥークシュ山脈、カザフスタンのステップ地帯が原産地です。
フラワーセンターでは、芝生広場の花壇や周辺に咲いています。

牡丹園(ボタンエン)

ボタンは平安朝の頃、中国から渡来し寺院などに植えられ、江戸時代になって一般に普及し、元禄、宝永時代に多くの品種が作出されました。
大船フラワーセンターでは、中国系などを含め約160種320株を栽培しています。
見ごろは4月上旬から中旬です。

躑躅(ツツジ)

県内で育成されたシャクナゲの耐暑性品種「太陽」をはじめ当園で長年育成した種類を中心にツツジ、シャクナゲ約120品種が栽培されています。
見ごろは3月中旬から4月下旬です。

石楠花(シャクナゲ)

県内で育成されたシャクナゲの耐暑性品種「太陽」をはじめ当園で長年育成した種類を中心にツツジ、シャクナゲ約120品種が栽培されています。見ごろは3月中旬から4月下旬です。

薔薇園(バラエン)

バラ園は中央の休憩所を中心に原種、オールドローズ、四季咲きのモダンローズ、ツルバラ約370品種、1200株を系統ごとの特性を生かしつつ景観を重視した立体的な植栽をしています。
神奈川で育成されたバラなどいくつかのコーナーがあり、芳香種が多いのも特徴です。
見ごろは5月中旬から7月上旬、10月中旬から11月中旬です。

藤棚(フジダナ)

フジは、マメ科フジ属のつる性落葉木本。 一般名称としての藤には、つるが右巻きと左巻きの二種類があり、右巻きの藤の標準和名は「フジ」または「ノダフジ」、左巻きの藤の標準和名は「ヤマフジ」または「ノフジ」です。
フラワーセンターには、ピクニックラウンドに藤棚数棚、スイレン池の横にも藤棚があります。

ルピナス

ルピナス属は、マメ科の属の1つです。ルピナスの名はオオカミに由来し、吸肥力が非常に強い特徴を貪欲な狼にたとえたものである。和名はハウチワマメ属。根生葉が掌状複葉であることから付けられました。
また、花の様子がフジに似ており、花が下から咲き上がるため、ノボリフジとも呼ばれています。
フラワーセンター芝生広場の花壇に植えられています。

芍薬園(シャクヤクエン)

シャクヤクは、この地にあった県の農業試験場で、明治末から昭和の初めにかけて輸出を目的として品種改良された大船系を中心に、210品種、2千株と全国有数の規模を誇っています。花どきには数万本の花が咲き誇ります。見ごろは5月上旬から中旬です。

花菖蒲(ハナショウブ)

ハナショウブは「ノハナショウブ」から花の色や形が様々に改良されたものです。
大船フラワーセンターで栽培している「大船系」は明治の末から昭和の初めにかけてこの地で改良された独自の系統です。
その他に「江戸系」、「肥後系」、「伊勢系」があり、栽培数は約120品種、1300株です。
見ごろは6月です。

紫陽花(アジサイ)

ガクアジサイから日本で改良された園芸品種です。高さ1~1.5メートルの落葉低木。葉は大きな楕円形。初夏、淡青色から淡紫紅色に変わる萼(がく)のある小花が、球状に集まって咲きます。
フラワーセンター「はなしょうぶ園」と「うめ園」沿いにアジサイが植栽されています。毎年5月に開催される展示会では約300点の珍しいヤマアジサイをご覧頂けます。

百合(ユリ)

鎌倉が紫陽花で賑わう頃、大船のフラワーセンターでは、芝生広場近くでユリの群生が見られます。
ユリは、バラの見頃が終わる頃から、背の低い種類から中位のもの、そして、背の高いユリの群生へと、約一ヶ月ほど、楽しませてくれます。

睡蓮(スイレン)

正門から入場して直ぐにスイレン池があります。すいれん池の脇にはパーゴラ(日陰棚)とベンチがあり、池を眺めながらゆっくり過ごすことができます。
また、入場門を右に進むとグリンハウスがあります。グリーンハウス内に熱帯性睡蓮がスイレン水槽で咲いています。

蓮(ハス)

睡蓮池の前方に細長い蓮池があります。
蓮池には2000年以上前の古代ハスから発芽した大賀ハスのほか、65種類のハスの花が鑑賞できます。
また、正面入り口近くと、スイレン池前に鉢植えの蓮が10鉢前後置いてあります。

石榴(ザクロ)

西南アジア原産で。人類の歴史の申で最も古くから栽培された果樹の一つと言われ、子孫繁栄、豊穣の象徴とされました。日本には平安時代に薬用としで渡来。わい性種や八重咲き種もあり日本では果樹としての利用だけでなく花ざくろとして品種化され庭木や盆栽にも利用されています。
咲いている場所は、ピクニック広場横で咲いています。(ムクゲの隣)

木槿(ムクゲ)

夏から秋にかけて白、紫、赤などの美しい花をつける。花期は7〜10月。花の大きさは径5〜10cm、花芽はその年の春から秋にかけて伸長した枝に次々と形成される。白居易の詩の誤訳から一日花との誤解があるが、朝花が開き、夕方にはしぼんで、また翌朝開くものもあるが、たいていはそのまま翌日も開花し続け、一重のもので2〜3日、八重の長く咲くもので2週間くらい一輪の花を楽しめます。咲いている場所は、ピクニック広場横で咲いています。

百日紅(サルスベリ)

サルスベリ園に紫系、赤系、白、ピンクなど、様々な花が咲き誇ります。

コスモス

大船フラワーセンターでは四季折々の花が植栽されています。
広い園内にはマリーゴールドやセンニチコウ、ブルーサルビアをはじめキク、テイオウダリア、チトニア ディバーシフォリア、サザンカ、ツワブキ、葉ケイトウ、コリウス、秋バラ、冬桜、そして秋の花の代名詞とも言えるコスモスが芝生広場の花壇で見頃をむかえています。

彼岸花(ヒガンバナ)

彼岸花は、ハナショウブ園の両側に、赤いヒガンバナだけではなく、白色(しろばなまんじゅしゃげ)、黄色(あけぼのしょうきらん)など、約2000本の彼岸花が咲いています。
 
石蕗(ツワブキ)

ツワブキは、1年を通してお楽しみいただける、大きなつやのある丸い葉が魅力的ですが、10月頃になると花が咲きはじめると、いよいよシーズン到来とばかりに、葉の間から長い茎をスッと伸ばし、可愛らしい黄色い花をたくさん咲かせます。
大船フラワーセンターに植えられているツワブキは、もみじ山周辺などにあります。
ツワブキが見ごろを迎える10月下旬には「神奈川県菊花大会」が開催されますので一緒にお楽しみください。

神奈川県菊花大会

フラワーセンター大船植物園では神奈川県菊花大会が盛大に開催されています。
その他にも広い園内にはコギク、スプレーギク、アイシズリノジギクが植樹されています。

グリーンハウス

改修前は観賞温室と呼ばれて「花」をテーマに熱帯・亜熱帯の花の美しい植物、約1200種が楽しめましたが、改修後は温室としての利用を中止したため、加温が必要な植物がほかの植物園などに移転されてしまい、かなり雰囲気が変わりました。
今後は、展示施設として利用するということで、その準備を進めています。広々とした明るい雰囲気の中で、展示された花々や盆栽などが今後楽しめると思います。

芝生広場

神奈川県鎌倉市岡本にある総面積63,900平方メートルの植物園。略称はフラワーセンター。
玉縄桜(タマナワザクラ、ソメイヨシノを改良した早咲きの品種)やシャクヤク・ハナショウブを中心に国内外の鑑賞植物が展示物として集められています。
入園口から園内に入ると。正面に石のモニュメント「かたぐるま」があり、右手に行くと「芝生広場」があります。
芝生広場を囲む様に様々な花壇があり、季節の花が一年中絶えることなく咲いています。

園内に咲いていた花々(月別)
     1月          2月          3月         4月          5月          6月
     
     7月          8月          9月         10月         11月        12月
    

   
 
日比谷花壇大船フラワーセンター
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神奈川県立大船フラワーセンター
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