【頭高山】渋沢駅から千村の西南にある頭高山は、標高は約303m。頭高山の入口からは丹沢の表尾根が一望でき、更に進むと休憩所があります。頭高山山頂は整備され、山頂には秋葉神社の祠(ほこら)があることから、江戸時代末期の頃まで、秋葉山と呼ばれていました。後世になり頭高山と呼ばれるようになりました。尚、渋沢駅から市街地を抜け、湧水の「若竹の泉」・チューリップのお寺「泉蔵寺」や白山神社があり、春には八重桜の満喫できる人気のハイキングコースになっています。
【千村地区】頭高山ふもとの「千村地区」は、もともと八重桜の里として有名で、食用としての桜の花の摘み取りは、江戸時代末期から地域の祭り費用を賄うために始められたと言われています。戦後、各農家が植樹を重ね、今では千村地区約130軒の農家が約2,500本の八重桜を植えている集積地です。。
八重桜は、ソメイヨシノよりも開花が半月ほど遅く、4月中旬になると見頃になりますが、しかし千村地区一帯では、多くの八重桜が満開になる前、7分〜8分咲の頃に摘み取られます。摘み取られた八重桜は、塩漬けなど食用に加工されます。秦野市は、この食用となる八重桜の全国有数の産地で、その生産量は日本一と言われています。千村の八重桜は食用として全国でも有数の生産地となっており、桜の塩漬けは、秦野駅や渋沢駅前の農協特産センターで販売されています。
小田急線 渋沢駅より『徒歩』で約30分もしくは『バス』【渋04】「千村台行き」で約5分、「萩山」下車、徒歩約20分
画像撮影日:2016年4月18日
千村の郷に咲く「桜」  

      

        八重桜のふるさと 頭高山(ずっこうやま)/千村地区 (ちむら)
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