睡蓮(スイレン)
スイレン属(学名: Nymphaea)は、スイレン科の属の一つで水生多年草です。
日本にはヒツジグサ(未草)の1種類のみ自生する。日本全国の池や沼に広く分布しています。
白い花を午後、未の刻ごろに咲かせる事からその名が付いたと言われる。
睡蓮はヒツジグサの漢名であるが、一般にスイレン属の水生植物の総称として用いられています。
特徴は、水位が安定している池などに生息し、地下茎から長い茎を伸ばし、水面に葉や花を浮かべます。
葉は円形から広楕円形で円の中心付近に葉柄が着き、その部分に深い切れ込みが入っています。
葉の表面に強い撥水性はなく、多くの植物では気孔は葉の裏側にあるが、スイレンでは葉の表側に分布しています。
根茎から直接伸びる花柄の先端に直径5-10cmほどの花をつます。
園芸種は、日本において一般的なスイレンは、いくつかの野生種を交配、品種改良し、作出されました。
その為、花の色、葉の色、模様、などについて様々な姿の品種が(ヒツジグサ、ブルー・ロータス、ヨザキスイレン、
ホシザキスイレン=葉は、黄緑色のグリーンと、濃い赤のレッドがある、アカバナスイレン=葉が真紅に染まる、ティナ=園芸種 )
      
  ヒツジグサ  ブルー・ロータス   ヨザキスイレン  ホシザキスイレン  アカバナスイレン  ティナ   ドーベン
日比谷花壇大船フラワーセンターのスイレン
 
日比谷花壇大船フラワーセンターは、神奈川県鎌倉市岡本にある総面積63,900平方メートルの植物園です。
園内では様々な草花、花木が植栽されており、園内の池には2000年以上前の古代ハスから発芽した大賀ハスのほか、65種類のハスの花が鑑賞できる。入場門を進んで左手の「ハス・スイレン池」で咲き、日陰棚のある休憩所からも眺めることができます。
開園時間:3月〜10月 9:00〜17:00 休園日:第2、第4月曜(祝日の場合は開園し、翌火曜日が休園)
入園料:20歳以上(学生除く)400円 20歳以下・学生200円 高校生・65歳以上150円 中学生以下


花菜ガーデンのスイレン

JR平塚駅、小田急秦野駅より神奈川中央交通バス乗車、「平塚養護学校前」下車徒歩5分
神奈川県立花と緑のふれあいセンター 花菜ガーデンは、神奈川県平塚市寺田縄にある植物園です。
花菜ガーデンのスイレンは、尾根見の池で、初夏の訪れを告げる温帯スイレンが開花を始めます。
温帯スイレンは、水面より高く茎を伸ばして咲くハスとは違い、水面に浮かぶように葉を広げ光合成し、花を咲かす。花弁の中心にハスのような花托はなく、黄色や白、濃いピンクのグラデーションを夏頃まで見ることができる。
温帯スイレンは日が高くなると花を閉じてしまうことから、午前中の観察がおすすめです。


三渓園のスイレン

三渓園は、神奈川県横浜市中区にある総面積175,000平方メートルの国の名勝です。
生糸貿易により財を成した実業家 原 三溪によって、1906年(明治39)5月1日に公開されました。          175,000m2に及ぶ園内には京都や鎌倉などから移築された歴史的に価値の高い建造物が巧みに配置されています。(現在、重要文化財10棟・横浜市指定有形文化財3棟)
尚、睡蓮は5月中旬〜8月中旬に外苑:睡蓮池に咲いています。


本牧市民公園のスイレン

本牧市民公園は横浜三渓園に隣接する間門海岸埋め立てで出来た公園都市です。
住民全般の休息、観賞、散歩、遊戯、運動等総合的な利用に供することを目的とした総合公園で元海岸の岸壁に池が残され三渓園入園橋付近には睡蓮が群生しています。
園内は横浜市と上海市との友好都市締結15周年を記念して、上海市から寄贈された上海横浜友好園があり、池一面に睡蓮が花を付けています。この「友好園」は中国の伝統的な庭園であり、友好園は平成元年4月28日に一般公開され、市民の鑑賞と憩いの場として利用されていましたが、現在は老朽化のため閉鎖されています。

 
東京都
   
明治神宮御苑(南池)のスイレン

明治神宮御苑へは御社殿の手前の北門より入場できます。昨今ではパワースポットとして清正井(まさかどのいど)があり、菖蒲田をさかのぼった木立の中に清水が湧いており、この井戸は古くから江戸名井の一つとして挙げられていました。
江戸の初期には加藤家の庭園だったことから加藤清正が掘ったと言い伝えられています。
睡蓮の咲く池の南池は菖蒲田を中心にすると清正の井戸の反対側に位置する隔雲亭から見下ろす大池で南池と称されています。井伊家時代はお泉水と言われていた、自然の古池です。
夏にはご紹介する睡蓮の他にコウホネが花を咲かせます。 
 

昭和記念公園のスイレン

国営昭和記念公園は、昭和天皇陛下御在位五十年記念事業の一環として、国が設置した国営公園で、総面積は180haに及びます。現在、約9割の163haが一般に開園されています。本公園は、「緑の回復と人間性の向上」をテーマとして、豊かな緑につつまれた広い公共空間と文化的内容を備えた公園です。
スイレンは、花木園菖蒲田や日本庭園に咲いています。
 
埼玉県
岩槻城址公園の睡蓮

岩槻城址公園は、岩槻駅から徒歩23分ほどのところにあり、岩槻城の跡地を含む周辺を整備してつくられた歴史と自然のあふれる公園で、約600本の桜が咲く県内有数の桜の名所です。
自然林に囲まれた起伏の多い公園で、岩槻城の土塁が今も現存しており、園内の菖蒲池には朱塗りの八ツ橋がかけられており、公園の彩りがなお一層引き立ちます。四季を通じて数々の賑やかな催し物が開催されます。
尚、岩槻城趾公園の赤い八ツ橋が架かる池は「菖蒲池」と呼ばれていますが、現在は菖蒲は無く6月から8月は池一杯の睡蓮で覆われます。
睡蓮は赤色のアトラクションと白色のアルバの2種類。5月下旬から白のアルバが咲き始めて6月初旬に見頃となり、次いで赤のアトラクションが咲き始めてどちらも8月くらいまで楽しめます。


見沼自然公園の睡蓮

睡蓮は芝生広場の隣にある修景池に咲いています。
修景池はかなり大きいので池いっぱいに咲いているわけではありませんが、芝生広場側の岸から公園の右奥方面への岸沿いと、左奥方面への岸沿いにたくさんの睡蓮が咲いています。
見沼自然公園の睡蓮は赤と白があります。品種は不明ですが、6月ころからまず赤系統の睡蓮が咲き始めて、7月から8月にかけて白やピンク系に変わっていくようです。


 
      
 
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