神奈川県立大船フラワーセンターは、神奈川県内の観賞植物の生産を振興するため、昭和37年に神奈川県農業試験場の跡地に開設されました。既に大正年代から、この地で改良・育成されたしゃくやく、はなしょうぶなどを中心に、国の内外から収集した優れた観賞植物を栽培・展示しています。
神奈川県内で育成された石楠花(ツツジ科)の耐暑性品種「太陽」や大船フラワーセンターで長年育成した種類を中心に、花の築山や平成14年に開園40周年を記念して作られたツツジ・石楠花(シャクナゲ)園に植栽しています。
ツツジ(躑躅)とはツツジ科の植物であり、学術的にはツツジ属(ツツジ属参照)の植物の総称です。但し、ドウダンツツジのようにツツジ属に属さないツツジ科の植物にもツツジと呼ばれるものがあるので注意が必要です。ツツジ属(Rhododendron)は大きくヒカゲツツジ亜属(有鱗片シャクナゲ亜属)とツツジ亜属、無鱗片シャクナゲ亜属、セイシカ亜属、エゾツツジ亜属に分類されるが、便宜上常緑性のものの一部がシャクナゲと呼ばれている。すなわち、日本で「シャクナゲ」と呼ばれるものはホンシャクナゲの仲間(無鱗片シャクナゲ節)に限られ、常緑であってもそれ以外の殆どは「シャクナゲ」とは呼びません。
 
画像撮影日:2016年4月12日
    石楠花の ページへ            
大船フラワーセンターのツツジ
inserted by FC2 system